2年前に日本一となった「オンワード」がXリーグから撤退する事が報じられました。
そして同日、アイスホッケーの名門「西武」も休部です。

サブプライムローンの焦げ付きからリーマンブラザーズの倒産によって世界的に不況となり、アメリカのスポーツ業界ですら100年に1度の大不況と言われている事態となっております。
そして日本でもその煽りを受けて不況に陥り、地方の支援だけでは運営が厳しく、企業にオンブされている状態で活動している国内スポーツチームも次々と解散を迫られる事態になりました。

少し前までは景気が回復傾向で、就職活動する大学生達も売り手市場と言われていたのに、リーマンブラザーズ1社の身勝手なギャンブルがハズレて大損失しただけで、何の関係もない国内リーグが減退するという現象(もちろん我々の生活にも大影響)が、理不尽すぎて理解できないです。
これが経済と言ってしまえば終わりなのですが、株やら投資やらのギャンブルで一気に儲けようとする輩のツケが普通に生活している人間に回ってくる世界なんて確実に間違ってますね。

[引用:毎日新聞]

アメリカンフットボールの日本社会人Xリーグ東地区に所属するオンワードが今季限りで解散することになった。スポンサーとしてチームを支援するオンワードホールディングスが18日発表した。

同社は理由について「経営環境が過去に例を見ないほど厳しい中で、経営基盤を強化することが急務になった」としている。チームは先月のXリーグ決勝トーナメント準決勝で敗退。既に今季を終えている。

オンワードは80年に企業チームとして発足し、00年からはクラブチームとなった。01年には同じXリーグの「すかいらーく」と合併。今季はすかいらーくがスポンサーから撤退し、オ社が単独で支援していた。92年と07年に2度の日本一を果たした。現在は法大の05、06年の学生王座連覇に貢献したQB菅原俊らが所属している。

日本社会人アメリカンフット協会の藤井康弘事務局長は「会社の業績の関係で、協会からの退会を考えているとの連絡はあった。かつてのチャンピオンチームなので、何とも言いようがない」と語った。