スコア&ダイジェスト
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
T |
イーグルス |
9 |
13 |
7 |
12 |
41 |
ペイトリオッツ |
3 |
9 |
14 |
7 |
33 |
総評
盛りだくさんすぎて、何から語ればいいのか分からないのですが、まずペイトリオッツにとって不幸な事が多すぎたと思います。
不幸1)OCとDCが他のチームのHCに内定
OC”ジョシュ・マクダニエルズ”がコルツ、DC”マット・パトリシア”がライオンズから既にHC就任を内定している状態でスーパーボウルを戦うというのは、どんなに「目の前の戦いに集中する」と言っても、チームは一枚岩にならないと思います。
※最新ニュースでは、マクダニエルズはコルツHCを辞任し、ペイトリオッツOCに戻った。
O#は前半の変なタイミングでスペシャルプレーを慣行して失敗し、ギャンブルまで失敗する始末。
非常におかしなスペシャルプレーのタイミングにG+有馬さんも「ブレイディの必死さが見えないレシーブや落球した後の淡々とした表情から、実はブレイディはこのプレーコールに納得していないのでは?」という仮説を展開していました。
後半はハイパーO#爆発ですが、前半の失敗の積み重ねが最後に響いたと思います。
D#に関しては、いつも後半は立て直してくるのに、ずっと精彩を欠いた状態でサックは0回。
2週間もあればイーグルス対策は十分すぎるほど練ってくる思いきや、40点以上取られる大崩壊はシーズン序盤の状態を思い出させます。
イーグルスO#はラン・パス・オプションは攻略されているものとして、他にいろんなパターンをまぜて、さらにかつてペイトリオッツが使っていたスペシャルプレーを仕込むなど準備周到でした。
そうだとしても、ペイトリオッツD#は点を取られすぎです。あと1本でもイーグルスO#を止めて入れば勝っていたのに、ここぞで対策と集中力が足りない感がありました。
不幸2)CB”マルコム・バトラー”が干された謎
D#が崩壊した原因にCB”マルコム・バトラー”が、ずっとサイドラインにいたことがあるでしょう。
第49回スーパーボウルでペイトリオッツの勝利を決定づけたインターセプトを決め、今やペイトリオッツD#の主力であるはずのCB”マルコム・バトラー”が、、肝心の試合はSTで1回出たのみでD#に起用されませんでした。
国歌斉唱の時に泣いていたのは、何か感傷的になる理由でもあるのかと思っていたら、あの涙は試合に出れない事をあらかじめ分かっていたのでしょう。
なぜバトラーが試合に出さなかったか?その理由は公になっていません。
一説によると、バトラーは先週病気にかかっており、練習も不振で十分に準備が出来なかった。そして、何かチームのルールを破ったために、ベリチックから怒りをかって干されたという報道がされています。
しかしながら試合に出すつもりは無いのならば、なぜインアクティブにしなかったのかという疑問が残ります。
DBが痛んだ時のためのバックアップのつもりだったのなら、ベリチックはバトラーをまだ戦力として信頼していた証拠でしょう。もしバトラーが問題なく試合に出ていたら、かつてのスーパーボウルのようにフォールズのTDパスを阻止していたかもしれません。
何のチームのルールを破ったのか分かりませんが、ベリチックは許す事も必要だったのではと思います。
※バトラーの詳細に関して、NFL JAPANに記事が掲載されました。
ペイトリオッツCBマルコムのスーパーボウル不出場は”愚行”が原因?
不幸3)WR”ブランディン・クックス”の離脱
エースレシーバーが早々に脳震とうにより離脱したのは、痛かったでしょう。これがペイトリオッツのプランに大きく影響したことは言うまでもありません。ロングパスを狙う機会が減る事に加えて、相手D#を縦に引っ張れなくなります。
WR”ブランディン・クックス”がいれば、WR”ダニー・アメンドーラ”がミドルゾーンでレシーブする機会が増えていたと思いますし、グロンコウスキーに負荷が集中することも無かったでしょう。
ターゲットいれば、最後の致命的なファンブルロストも無かったかもしれません。
しかしながら、チャンピオンシップではグロンコウスキー、スーパーボウルではクックスを脳震とうで失ったにも関わらず、最後まで相手と互角に渡り合うペイトリオッツの層の厚さはハンパないです。
ペイトリオッツの落ち度ばかり注目してきましたが、純粋にイーグルスは強かったこともペイトリオッツの敗因です。ペイトリオッツがどれだけ不幸でも普通のチームでは、まず勝てないでしょう。
QB#09”ニック・フォールズ”はオープングからの完璧な仕上がりを見せ、レシーバー陣はそれに答え難しいパスをレシーブし続けました。
何よりランもパスも生かし、最後までフォールズを守り切ったOL陣が裏のMVPでしょう。
そして、イーグルスD#は後半にかなりブレイディにやられましたが、ブレイディにプレッシャーをかけてパスミスを誘発していました。
そして、ランを封じることでリズムを作らせなかった事も印象的です。そして最後には勝利をぐっと引き寄せたファンブルフォースですが、DLが大きく外回りしてOLを抜いても、前にステップして逃げるブレイディに対して、ブレイディの退路を絶つべく真っ向からのパワー勝負でポケットを潰しました。
これはローテーションすることで疲労しないDLのたまものでしょう。
シーズン中からゴシップネタあり、さらにバトラーの更迭などゴタゴタだらけのペイトリオッツに比べて、イーグルスは常にアンダードッグとされることで、チームの絆は強くなったと思います。
ウェンツが倒れるという絶望的な事件がありながらもフォールズを信用して立て直して、よくぞ勝利しました。。
何にせよ、非常に面白いナイスゲームでした。
イーグルスQB”ニック・フォールズ”のスタッツは、パス28/43回373yd獲得、3TD、1INT。
引退まで考えていたQBが、アクシデントからチャンスをつかみ、スーパーボウルでペイトリオッツを倒す偉業をやってのけました。これは多くのバックアップQBに希望を与えたでしょう。
ちなみにバックアップQBがスーパーボウルを制したのは、皮肉にも2001年シーズンのQB”トム・ブレイディ”以来とのことです。
ちなみに私はフォールズがFAになった時点で何度も「フォールズを獲れ!フォールズを獲れ!」と言ってきました。途中で評価を落としても、フォールズの実力を見切っていたのですよ。
( ・`Д・´)+キリッ
まぁ、ジェッツに来てたらスーパーボウルはおろかプレーオフすら行けてないですけどね。
これもディスティニー(運命)
対してペイトリオッツQB”トム・ブレイディ”のスタッツは、パス28/48回505yd獲得、3TD、0INT。
イーグルスD#に苦しむも、500yd以上を投げる鬼神のごとき強さは相変わらず。負けたQBの成績ではありません。
今シーズン「引退」に関する質問が多かったのですが、あと5年ぐらいはやっていけそうな印象を受けました。試合後で疲労しきっている写真すら若い。年下のロジャースの方がジジイ化しています。
来シーズンもいつも通りプレーして、チームタイ記録の6つ目のスーパーボウルリングを狙うことは間違いないでしょう。
怨敵ながら、お疲れさまでした。
前回のスーパーボウルと同様に今回も記録ずくめの大会となりました。
そこで気になるのが、ブレイディにかかった「マッデンの呪い」とイーグルスにかけられた「オードリー春日の呪い」の対決。
春日の呪いはウェンツをシーズンエンドにした時点で終了したと思っていたら、今回の実況ではフォールズのジャージを着用するという、あくまでイーグルスを呪う暴挙に出ました。
しかし、ブレイディにはさらに強力な呪いがスーパーボウル直前にかけられたのです。それは、「シーズンMVPの呪い」。
QBがシーズンMVPになると、スーパーボウルで勝てないという非常にありがた迷惑な賞で、その威力は以下の画像のとおりです。
さらにブレイディにとって悪い事は、会場にブレイディの天敵であるマニング兄弟が来た事。
兄”ペイトン・マニング”はAFCプレーオフでの天敵であり、弟”イーライ・マニング”に限っては、これまでブレイディが唯一スーパーボウルで勝てないQB。
これまで「イーライとスーパーボウルで対戦したら勝てないブレイディ」でしたが、今後は「イーライが会場にいるだけで、スーパーボウルに勝てないブレイディ」になりそうです。
ブレイディがスーパーボウルに行くたびに、アンチはイーライを毎回招待しそうです。
[追記]
コメントからイーライは前回スーパーボウル51にも来ていたという事で、この説は崩壊。
お詫びに、スーパーボウル52で流れたイーライのCMをご覧ください。
これにてNFL 2017-2018シーズンは終了。
しかし、アスミスのトレードやペイトリオッツの両コーディネーターのHC就任など、すでに2018年シーズンは始まっております。
ジェッツよ、とにかく贅沢は言わないからプレーオフに行ってくれ!
それでは
SEE YOU NEXT SEASON!
おまけ:どうしてもロモで遊びたい、公共放送NHKにおけるトニー・ロモの扱い
・これまで
AFCチャンピオンシップの記事へのコメントで、バトラーがギルモアやチャンと比べて精彩を欠いていることを指摘させてもらいましたが、まさか干すとは思いませんでした。
でも出てたとしても結果は変わっていなかったような気がします。
それだけイーグルスの攻撃は凄かった。
ウェンツありきのオフェンスを、この短期間でフォールズ用にあそこまでアジャスト出来るものなのか。
真の殊勲者がHCなのかOCなのか知りませんが、ウェンツ離脱後の数週間には、映画化してもおかしくない程のドラマがあったのではと想像する次第です。
終わってみればパッツにとって痛かったのはエデルマンよりクックスよりハイタワーの不在だったのかなと。
みきのりさん>
バトラーは実力うんぬんより、持ってる感がありますから何とかしてくれたかも。
それにしてもフォールズのコントロールとレシーバーとの連携は神がかってました。全く場の空気にのまれておらず、どのような準備をしたのか気になります。
ハイタワーの不在も響きましたね。ハイタワーがいればランも止めてフォールズへのプレッシャーも増していたのに。
それにしてもケガ人だらけのシーズンでした。
改めましてイーグルスファンの皆さん&アンチPATSファンの皆さんおめでとうございます❗️
第4Qで逆転された時はヒヤリとしましたが、最後に逆転して良かったですね。私は試合を見る事が出来なかったのですが、最後の最後でスカッとしました
ふて猫さん>
LIVEで見ればTDの応酬で凄かったですよ。
最後まで目の離せないナイスゲームでした。
これでペイオッツが買っていたら、寝込みますよ。
素晴らしい試合でした。やっぱりブレディは強いのですが、アンチ(もう飽きた?)パッツの皆さんのお陰様で優勝できました。来年はウェンツがこの場を制することを願ってやみません。イーグルスを応援しといて何ですが、初のホームスーパーボウルに手が届きそうだったバイキングスも良いシーズンでした。来シーズンのジェッツの活躍を祈りつつ、楽しいコメントの数々に感謝です。
鹿島ファン(サポではない)さん>
私も本当はバイキングスに行ってほしかったんですけどねー。しかしチャンピオンシップを見る限り、バイキングスがスーパーボウルに行ったしても、ただの公開処刑でした。
ジェッツに関してはドルフィンズとビルズが行ったので、来シーズンはジェッツが行くだろうと思っています。
来シーズンが楽しみだ―。
イーライは確か去年のSBにも来てましたよ。
NEと言えど、さすがに今回は色々なゴタゴタが悪い方向にいきましたかね。
いよいよ終わりの始まりか・・・っていつも言っても終わらないですからねえ。
負けた怒りの矛先が同地区に・・・
jets狂さんのご指摘通り、不幸が重なりました。コーチ陣の件はシーズン終盤のギクシャクした感じにも現れていましたからね。昨年のファルコンズもそうでしたが、ご栄転とは言え喜んで送り出せるほど単純ではなかったと思います。その割にはO#は好調、終始イーグルス有利でしたがチャンスはありました。勝っても負けてもやっぱブレイディだなと!連覇したら電撃引退ではないかと心配してたので来年のリベンジに期待します。オフシーズンの更新も楽しみにしています!
あきこさん>
負けはしたものの、来シーズンもブレイディは健在。また超絶プレーを見せてくれるでしょう。
そろそろ地区のチームをシャッフルして欲しいです。ジェッツが一番不幸すぎ。
前半最後に(今後語り継がれるであろう)スペシャルプレーを決め、
控えQBが神懸った勝負強さを見せ(3rd down 12/16, 4th down 2/2)、
完璧なタイミングでDLがファンブルフォースを決めてもなお、その上で、
最後ヘイルメリーパス(の失敗)を神に祈る破目になるという・・・
振り返るほどにペイトリオッツの地力の強さと、
百に一つの勝ちをつかんだイーグルスの勝負強さを感じる試合でした。
フォールズを一気に好きになりましたが、果たして来シーズンはどこへ行くのか・・・
あとチーフスはアスミスを出すとかその前に、
ダグ・ピーターソンの強気のプレイコールを見習うべきだと思います。
敗戦でとやかく貶されるなか、怨敵にも爽やかな記事を書かれるjes狂blogには毎度慰められます‼(意図してないですかね?
NEファンとして自分はイーライに負けたときよりも悔しさが小さいのです。やはり摩訶不思議な力に負けたというより、コーチも選手も純粋に力負けした感があるのと、あきこさん仰るとおりブレの優勝即引退宣言を少し危惧してたもので…その分、
引退ほのめかすグロンコウスキは心配なんですが…
ブログやFacebook及びTwitterに寄せられる祝福コメントに本当にやったんだと実感しています
MVP以外にも有名なジンクスで、最多パスヤードQBは勝てないとか、NEがコイントスに勝つとスーパーボウルで負けるというジンクスに半分すがっていましたが、やってくれました。
僕はイーグルスがパッツに勝った日に生まれた、アンチパッツのイーグルスファンになるために生まれて来たと主張していますが、イーグルスがスーパーボウルでパッツを倒すのは運命だったと思います。
イーグルスが優勝しても僕はブログをやめませんが、寄せられたコメントに多くの人が読んでくれていた事に感謝したいです。
鷲ファンしているkazと申します。
SBで勝つ事でこれだけ泣けるとはって言うくらい泣かせていただきました(^_^;)
いやぁ、いい試合でしたね。点の取り合いにも関わらず、締まった内容でSBにふさわしい試合でした。
フォールズのパスは、スロー・リプレイで見てもすごく綺麗ですね。ブレの無いスパイラル、落ちてくる角度、ほとんど全てのパスが完璧で、こんなQBがバックアップって・・・NFL恐ろしいな。
今年はフォールズ・ストーリー完結って感じですね(^^)
いつも楽しく拝読しています、はじめてコメントさせて頂きます。
残り2分で、NEに攻撃が回ったときには、そういうストーリーかと思ったのですが、まさかでした。
普通に行けば、Phiに2minオフェンスが止められる気がしなかったので。
多少(だいぶ)ずるいことしてでも、とにかく勝つというNEのスタイルも嫌いじゃないですが、
さすがに10年以上続くとマンネリ感で、Phi応援してました。
イーライにやられずパーフェクト達成していれば、Bradyも今頃引退してたんじゃと思うので、また、闘志がみなぎって引退が伸び、AFC東のマンネリが続くのでは危惧しています。しかも、そのせいかOCが、残留するとか。
JETSは、QBどうするのでしょうか?
今年は、ドラフト含めフランチャイズQBゲットするチャンスだと思います。
(JETSは、AFCだしフォールズ来てくれないかなー。)
強いOLに守られて1年結果だしただけのQBは、怪しいと思ってますが、フォールズは良いシーズン2回目ですしマッチするシステムが作れれば、大丈夫だと思います。
“NOT DONE”の一言の重みを感じてます。
ペイトリオッツは、まだ何も遂げていない。連覇もSB勝利の最多タイも全て振り出しに戻りました。
でも、チャンピオンであるイーグルス以外の他の30チームと同じラインに立つことで、一層応援のしがいがあるかなと思ってます。
とにかく、凄い試合でした。
そして、イーグルスがチャンピオンにふさわしいチームであることは、誰もが認めると思います。
でも、力尽きようとも膝をつかなかった拳王のように、最後の最後まで競り合ったペイトリオッツを、私は誇りに思います。
SBでの敗戦は辛いですが、敵に試合中のゲータレードシャワーを許さなかったのは、天晴かと。
グロンコドライブやイーグルスのTDレビューが異様に長かった時はヒヤヒヤして、半分諦めで観てましたが見事にフォールズとアーツがやってくれて最高のSBでした。
NEのファンが負けることに耐えれないのか荒れ狂ってるのが悲しいですね
結果はもちろんのこと内容的にも素晴らしい試合でした!
喜びの余り、TV画面と一緒に妻に記念写真を撮ってもらいました。そしてハイライト動画を見るのが日課になりつつあります。鷲ファンあるあるですねw
これでAmazonのオール・オア・ナッシングもイーグルスだったら最高のさらに上です
初めてコメントします。
面白い試合でした。結果もアンチNE(ダラスファンです。)としては最高でした。
今シーズンのPHIは強かったですね。プレイオフもその勢いが衰えることなく一気にスーパーまで獲った感じです。第1シードなのに常にアンダードッグというよく分からない下馬評を覆しての勝利は見事でした。
しかし、21世紀に入って、シーズンMVPがいるチームがスーパーボウルに勝てないってデータは不思議ですね。(QBが並ぶ中でRBのショーン・アレグザンダーが1人混じってますが・・・)ちなみに、過去にはRBエミット・スミスがシーズンMVPとスーパーMVPをダブルで獲っているはず。ダラスファンなのでよく覚えています。
あー、今年もNFLは面白かった。これからも楽しいブログ期待しています。(幸いまだまだ続きそうなので・・。)
みなさん>
コメントありがとうございます。本当は1つ1つ返したいのですが、難しいので、ここでひとまとめでお礼をいたします。
観戦会はどっちのファンも盛り上がりっぱなしの、素晴らしい試合でした。
ロングゲインが出るたびに「ワ~~!」となり、最後は外人のイーグルスファンとイーグルス応援歌の大合唱で「にわかイーグルス」の記事が個人に効果を発揮して良かったです。
来シーズンこそ、ワシに続いてジェット機がFlyするシーズンだと信じております。
2018-2019シーズンも引き続きNFLを楽しんでいきましょう。
みなさま、お疲れ様でした!