NFLイメージ

今日の相手は不振のライバル「ビルズ」。ここは勝って連敗脱出と行きたいところだが主力WRが2名欠場。

更にQB”マーク・サンチェス”は不思議な事に、寒い所で試合した事が無いというフットボーラーとして致命的な弱点が発覚。

JETS優勢と言われながらも不安要素が多いこの試合。果たして前試合で崩壊した守備は建て直せているのか?サンチェスは再びパフォーマンスを取り戻せるのか?

 

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▼第1Q
[ビルズ]
オープニングドライブでRB”マーショーン・リンチ”をなかなか止められずエンドゾーン目前まで進入を許す。
しかしビルズ反則連発で下がり、敵陣15ydからFGで終了
0-3

[JETS]
ランは出るものの、サンチェスが不調。回転が上手くかからずボールが浮いてしまう。
パントで攻撃が終了するもののビルズがパント時に一人フィールドに多いためパントやり直し。ビルズは反則が多いなぁー。

4th-1ydのギャンブルに成功しサンチェスもノッてきた。TE”ダスティン・ケラー”へのパス成功で敵陣に突入。
RB”レオン・ワシントン”のランで敵陣11ydに進みFGで振出しに戻すK”ジェイ・フィーリー”はJETSの連続FG成功記録を更新!
3-3

▼第2Q:3-3
[ビルズ]
数人でQB”トレント・エドワーズ”をサックしドライブを止める!QB”トレント・エドワーズ”がこれで負傷したのか両脇を抱えられてサイドラインに下がる。まさか脳振とうが再発か!?
パントでまたもビルズがフォルススタートの反則。本当に反則が多いぞビルズ。

[ビルズ]
QB”トレント・エドワーズ”に変わってQB”ライアン・フィッツパトリック”が登場。WR”テレール・オーウェンズ”へのパスを主力WRキラーのCB”ダレル・リーヴィス”がぴったりカバーしパスをカットする!

[JETS]
RB”トーマス・ジョーンズ”のランが中央を突き抜けて独走状態。自陣9ydから一気に敵陣27ydに突入。
敵陣19ydから4th-2ydギャンブル!ビルズのオフサイドを狙ったが失敗してFGで攻撃終了。
一応、逆転
6-3

[JETS]
またもRB”トーマス・ジョーンズ”が密集地帯を抜けて独走状態!!ホースカラータックルを喰らうがそのままエンドゾーンに飛び込み71ydタッチダウン!!
こんなジョーンズ見たこと無いと思ったら、これがキャリアハイのランだったとは。
更に反則によりビルズのキックオフは15yd下げて行う。
13-3
※「ホースカラータックル」の説明はコレを参照→JETS:RB”ムーサ・スミス”と契約

[ビルズ]
またもビルズがホールディングの反則。反則ばっかりで時計が進まない・・・・(=0=;)。
これまで中央のランを止めていたNT”クリス・ジェンキンス”が足を負傷したようだ!!これはヤバイ。代役はDE”サイオン・パウア”。

[ビルズ]
Sを2人ともブリッツさせる大胆な守備でFS”ケリー・ローズ”がQB”ライアン・フィッツパトリック”の腕をはたいてパスを止める。ビルズはQBが変わってから全く攻撃が出来ず。

[JETS]
JETSも攻撃が鈍り、パントで終了。しかしパントブロックのためにボールの落下地点近くで待機していたWR”ジョシュ・リード”の足にボールが当たり、それをJETSがカバーして会心のターンオーバー!!!敵陣29ydの好ポジションから攻撃再開。

だがしかし、HC”レックス・ライアン”はFG圏内に入る前にタイムアウトを使い切ってしまう。そして3rdDownを取れず敵陣26yd。残り30秒で時計が進む状態からスペシャルチームがダッシュで準備をして、FGにチャレンジするが当然失敗。
なぜレックス・ライアンはセオリーであるキックのためのタイムアウトを残さなかったのか??(´д`lll)

▼第3Q:13-3
[ビルズ]
後半開始のキックオフからRB”フレッド・ジャクソン”がビッグリターンで敵陣22yd。しかしホールディングの反則のために自陣21ydに戻される。ビルズの反則には本当に助かる。

[JETS]
サンチェスのパスがSS”ジョージ・ウィルソン”の真正面にいき、インターセプト。本日のサンチェスはアカンです。

[ビルズ]
ビルズはパスが通らないので地上戦に持ち込む。ランとリバースで着実に進み敵陣6yd。
ここはなんとか止めてFGで終了。1ポゼッション差に迫る
13-6

[JETS]
サンチェスのWR”ブレイロン・エドワーズ”へのロングパスもFS”ジェイラス・バード”がインターセプト。今日はもうパスを投げないほうがいいんじゃない?( ̄Д ̄;

[ビルズ]
こちらもCB”リト・シェパード”がインターセプトでやりかえすが、イリーガルコンタクトの反則で無効でもったいない。
敵陣30ydからWR”リー・エヴァンズ”へのパスが通りTD!ああ・・・・同点・・・・(;´Д`)ノ
13-13

▼第4Q:13-13
[JETS]
敵陣35ydに進むも4th-3ydのギャンブルでWR”ブレイロン・エドワーズ”にパスするも弾いたボールをDB”レジー・コナー”にインターセプトされる。これで何回目だ!?

[JETS]

[ビルズ]残り>2:00 敵陣29yd
2ミニッツでビルズが敵陣29ydの大チャンス。
そして残り00:04で敵陣28ydから46ydの決勝FGチャレンジ!外れてくれ~~~~。
どうだ~~・・・右にそれてFG失敗!!(^∇^)。まだツキが残っていたようでオーバータイムに突入です。

▼OT:13-13
[JETS]
超有利な先行はJETS!キックオフ時に反則があり、自陣15ydから攻撃開始。
WR”ブレイロン・エドワーズ”へのミドルパスが通り、そしてRB”レオン・ワシントン”のランで一気に敵陣30ydに突入。これは勝ったか!
更にRB”トーマス・ジョーンズ”ydのランで敵陣11ydへ。これは確実に勝ったと思ったらTE”ベン・ハートソック”のホールディングで敵陣32ydへ大きく下げられる。(´д`lll)

こうなったらこっから決めるしかない!K”ジェイ・フィーリー”が49ydのFGにチャレンジする。だが、ロングスナップに失敗してP”スティーヴ・ウェザーフォード”がボールをホールドできず急遽、パスに切り替えるがこれをインターセプトされ千載一遇のチャンスをミスで逃す。何やってんだか。(´д`lll)

[ビルズ]
CB”ドワイト・ロウリー”が値千金のインターセプトを決める!これはでかしたぞ!!

[JETS]
如実に進もうとするもフォルスタートで下げられ3rd-10yd。
このパスを信じられぬ事にMLB”ポール・ポスルーズニー”にインターセプトされ、守備の好プレイも水の泡に・・・(;´Д`)ノ

[ビルズ]
ランで攻撃を組み立ててレッドゾーン突入。
敵陣27ydから47ydの2度目の決勝FGチャレンジ。さすがに今度は決めて試合終了。
13-16

反則だらけでオーバータイムに突入し試合時間は実に4時間。あまりの長さにGAORAの録画予約も途中で切れて、出勤時間ギリギリまで観戦するハメになって、非常にムナクソ悪い試合でした。(=_=#

[ゲームハイライト]

▼総評
4時間に及ぶ激闘は地元ファンをさんざんじらし続けて、結局は情けない敗北。またも勝てた試合を落としました。

QB”マーク・サンチェス”のスタッツはパス10/29回-119獲得,0TD,5INTと最悪。
視野が狭くカバーされているレシーバーに投げてしまった他に、風の影響なのかボールに回転がかからずパスが高めに浮いて、それがパス失敗やINTに繋がりました。
もしかしたら、高めに投げるとエドワーズが取ってくれるという精神的な甘えからも浮いたパスになったのかもしれません。

サンチェスが崩壊すると攻撃陣も崩壊。肝心なところで反則を出してチャンスを再三潰しました。そりゃINTされすぎて精神的にもまいるでしょう。
RB”トーマス・ジョーンズ”が210yd獲得,1TDと絶好調(71ydのランは自己最長)だっただけにこの敗北は残念です。

守備はビルズのオープニングドライブでビルズRB”マーション・リンチ”に走られるものの後はしっかり抑えています。
タックルミスがあったものの計6INTされながら16失点に止めたのは見事です。
しかし、途中でクリス・ジェンキンスが負傷退場したのは大きかった。このためLBは中央のランにも注意を割かなければならないため、パスが通りやすくなったのでしょう。

ビルズも不幸なことにQB”トレント・エドワーズ”が前年に続いてまたも脳振とう。
だが前年と違いバックアップが”J.Pロスマン”から”ライアン・フィッツパトリック”に変わった事が勝因でした。パフォーマンス的にはそれほど優れていないですが要所でミドルパスやTDパスをヒットさせて逆転勝利に大きく貢献しました。

この試合、敗戦の最大の原因はHC”レックス・ライアン”でしょう。
第2Qで無用にタイムアウトを使ったおかげで第2Qラスト30秒でスペシャルチームは時計が動いている状態でダッシュでセットし、FGを蹴らなければいけないハメになりました。
当然、これは失敗しましたがこのFGが入っていればOTに突入するまでもなく勝利していました。加えてK”ジェイ・フィーリー”の連続FG成功のチーム記録もパー。
あと後半にもビルズのINTリターン時にサイドラインを踏んだというチャレンジに失敗して貴重なタイムアウトを1つ失いました。

サンチェスに関してもワタシは第3Q途中で落ち着かせてるために一回引っ込めてQB”ケレン・クレメンス”に交代すべきだったんじゃないかと思います。高いパフォーマンスには期待できませんが、まだマシだったでしょう。

開幕3連勝とは打って変わって守備に続いて攻撃が完全崩壊したJETS。サンチェスが自信とパフォーマンスを取り戻せるかにチームの命運かかってます。

2009/10/18 @The Meadowlands

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
ビルズ (2-4-0) 3 0 10 0 3 16
ジェッツ (3-3-0) 3 10 0 0 0 13
 
Game Stats

[引用:NFL JAPAN]

現地18日、バッファロー・ビルズが敵地でニューヨーク・ジェッツと対戦。計6INTを奪うなどディフェンス陣が奮闘し、キッカー(K)ライアン・リンデルの決勝FGによりオーバータイムにもつれた熱戦を16対13で制した。先発クォーターバック(QB)トレント・エドワーズが第2Q序盤に負傷退場するアクシデントを乗り越え、今季2勝目(4敗)。一方、3連敗のジェッツは3勝3敗となった。

ビルズは第1QにFGで先制するが、その後はジェッツに1TDラン、2FGを許し前半を終え3対13とリードを奪われた。しかし、第3Qに入ってから反撃を開始。セイフティ(S)ジョージ・ウィルソンのINTで敵陣から攻撃開始のチャンスをつかみFG成功。そして交代出場のQBライアン・フィッツパトリックがワイドレシーバー(WR)リー・エバンスに37ヤードTDパスを決め、キック成功で同点に追いついた。オーバータイムでビルズは最初の攻撃権を奪われるが、自陣32ヤード地点でジェッツがFG隊形からトリックプレイで投げたパスをINTで阻止。その後こう着状態となるが、ビルズは残り2分49秒からリンデルが47ヤードFGを決めて熱戦を制した。

ビルズは獲得ヤードで296対414と大差をつけられたが、新人Sジェイラス・バードの2INTなど計6INTと守備陣のターンオーバー量産で失点を抑
え同地区ライバルを下した。交代出場のQBフィッツパトリックは、パス25回中10回成功、116ヤード、1TD、1INTだった。

痛恨の逆転負けとなったジェッツは、開幕3連勝スタートがこれで3勝3敗の5割に。ランニングバック(RB)トーマス・ジョーンズのラン22回210ヤード、1TDなど、ランだけで318ヤードを稼いだ。だが、QBマーク・サンチェスがパス29回中10回成功、119ヤード、5INTと大乱調。また、計14回の反則を喫するなど自滅した。