GIVE UP

いよいよスーパーボウル出場を賭けたチャンピオンシップがスタート。
NFCは優勝候補を次々と倒して実力を見せたパッカーズと、驚異の攻撃力で最強D#のシーホークスを粉砕したファルコンズの対戦。

プレーオフでの両者の対戦といえば、2010シーズンのディヴィジョナルプレーオフ。
ファルコンズは本拠地ジョージア・ドームで大勢のファンが見守る中、パッカーズO#に手も足も出ず、大差で敗北という屈辱を味わいました。

この試合で『ロジャース無双』という言葉が誕生しましたね。
リンク:Divisional Playoffs2:パッカーズ vs ファルコンズ

ファルコンズはジョージア・ドームでの最後の試合で、この屈辱をなんとしても返さねばなりません。

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スコア&ダイジェスト

  勝-敗-分 1Q 2Q 3Q 4Q OT total
パッカーズ 0 0 15 6 0 21
ファルコンズ 10 14 13 7 0 44

リンク:NFL JAPAN

総評

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パッカーズはエースWR”ジョーディー・ネルソン”が復帰したにも関わらず大差の敗北。

ファルコンズO#のモメンタムの掴み方が前試合シーホークス戦と全く同じで、パッカーズD#は止めるべき3rdDownで次々と1stDownを更新されるたびに、徐々に綻びが出て崩壊へ向かっていきます。

ファルコンズQB”マット・ライアン”に一発でエンドゾーンを狙うロングパスは無いのに、WR”フリオ・ジョーンズ”を筆頭とする多彩なパスを肝心なところで止める事ができません。

 

当初、パッカーズO#は弱いファルコンズD#相手ならば、TDの奪い合いとなり、ハイスコアのシーソーゲームになると予想されていましたが、パッカーズO#は前試合で勝利に導いたK”メイソン・クロスビー”がFGを外し、さらにFB” アーロン・リップコウスキー”がエンドゾーン手前でファンブロスト。
ミスは伝染し、レシーバー陣もドロップ連発で、全く流れを掴めませんでした。

 

序盤のリップコウスキーのファンブルロストがほぼ試合を決めたと言っても過言では無いでしょう。
加えて、QB”アーロン・ロジャース”が前半2ミニッツでロングパスをINTされ、そこから逆にTDを奪われ24点差でハーフタイムに入ったのも、致命的でした。

アーロン・ロジャースファルコンズQB”マット・ライアン”のスタッツは、パス27/38回392yd4TD。
その強さの特徴は、試合開始直後からキレキレであるエンジンのかかる速さと、3rdDownシュチュエーションの強さ。

相手D#は、3rdDownでギリギリ1stDownを更新する事を繰り返されると、終わると思っていたD#がリセットされ、肉体的にも精神的にも疲労度が増します。

 エースWR”フリオ・ジョーンズ”が180yd獲得2TD 。前試合でつま先を痛めていた影響は全くなく爆発です。

 

一方、パッカーズは序盤からミスが目立ち、モメンタムを掴めず。

QB”アーロン・ロジャース”のスタッツは、パス27/45回3TD、1INT。ラン46ydはチームで圧倒的にトップ。
終盤のスクランブルの多さは「もうレシーバー信用できない」と言った感じにも見え、2ミニッツ前からバックアップQBに交代し、屈辱の白旗を上げる事になりました。

 RB”エディ・レイシー”やRB”ジェームス・スタークス”をレギュラーシーズンで失い、さらにこの試合ではRB”タイ・モンゴメリー”まで負傷するラン支援の無さに加え、さらにケガ人続出でOLが疲弊していることを狙われたのか、ファルコンズの積極的なD#にもやられました。

 ここまで来る過程が厳しすぎたとはいえ、痛すぎる完敗です。

 

そして、言うまでもなく、18年ぶりのスーパーボウル出場を果たしたのはアトランタ・ファルコンズ!おめでとう!!
マット・ライアンにはチームと共に歩んだ非常に長い道のりでしたが、ようやく悲願の初制覇まで あと1歩です。

が・・・ご存知のとおり対戦相手は、盗撮しようが ボールの空気圧を減らそうが 火災報知機を鳴らそうが(疑惑)勝てばよい最悪最凶チーム
最大級の障壁がSB制覇の前に立ちふさがります。
ファルコンズ チャンピオンシップ