ワケが分からぬのでみんなで勉強だ

オフシーズンは次のシーズン開幕までどれだけチームの戦力アップさせるかが勝負となります。
「スポーツなんだから純粋にプレーだけ楽しめばイイんじゃない?」とブログを始める前のワタシもそう思ってました。
たしかにスポーツは本来、試合を楽しむものなのですが、このオフシーズンでの戦力補強というものは言うならば「サカつく」や「ベストプレープロ野球」的な大人な楽しみ方がアリます。アクション&シュミレーションの両面を制してこそNFLを骨の髄まで楽しむ事ができるでしょう。

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で、FAの話ですが、NFLはチーム同士の戦力の開きを無くすためにいろいろな制度があります。その一つに「サラリーキャップ制度」というものがあり、い
うならばチーム全体で選手獲得に使うお金の上限を決める事により、メジャーリーグのような年棒が青天井になってしまう事を防ぎます。

だがしかし、現労使協定の延長が3月5日までに出来なかった場合、サラリーキャップ制度がなくなりFAのルールが変わります。この可能性が濃厚となってましたが、何がどうなるかワタシはビジネス面に超弱いので、他の賢いサイトから引用して、ちょっと勉強しましょう。

▼さて契約のルールとは?[引用:すぽーつアメリ缶]
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現労使協定の延長が、現地来月5日までに出来なかった場合、今シーズンが最後のサラリーキャップの年となる。その結果、200人以上の選手がキャップがあるうちの契約により、制限なしのFAになれない。通常4年で無制限FAになれるが、6年が必要となってしまう。
キャップありの年は、各チームが1人フランチャイズかトランジッションいずれかの制限選手を指名できる。今年は、それぞれ1人ずつか、どちらか2人の制限選手とすることが可能に。

それが撤廃される、協定延長失敗の場合に「ファイナル・エイト・プラン」が出てくる。これは、プレイオフに進出した最後の8チーム、両カンファレンスの第1、2シードそれぞれ2チームと、ワイルドカードプレイオフで勝った2チームずつが対象になる、FA選手の獲得制限制度。

具体的にいうと、バイキングス、セインツ、コルツにジェッツがまず”第1グループ”に属する。この4チームは、制限なしFA選手を他のチームから1人”引き抜かれる”まで動けない。そして引き抜き先から対象選手に対して出された条件を上回る金額を、その後取ろうとする制限なしFA選手に提示できない。

次の”第2グループ”、カウボーイズ、カーディナルズ、レイブンズにチャージャーズは、同じように1人以上の損失がないと動けないが、代わりに550万ドル以上の1年目の年俸契約を満たせば1人の制限なしFAを獲得できる。しかし、他の契約選手に1年目370万ドル以上の年俸を提示できない”縛り”が付く。

これにより、制限なし選手たちへ支払われる金額は減少する。そして彼らの年齢が必然的に上がる。これが”雇用側”が、サラリーキャップなしの中で大型契約から回避する方法となる。

そして6年まで延びた制限付きFA選手取りには、交換条件となるドラフト指名権と当該年俸がこうなる。出したくない選手に高順位、どうでもいい?選手には下位指名権でいいとなる。
まずは3年間を過ぎた選手について。ドラフト指名順位と同じ交換条件なら110.1万ドル、2巡と交換なら168.4万ドル、1巡となら239.6万ドルそして1巡と3巡2つなら304.3万ドルとなる。
4年目を過ぎた選手には、それぞれ117.6万ドル、175.9万ドル、252.1万ドルそして316.8万ドルになる。5年を過ぎた選手は122.6万ドル、180.9万ドル、257.1万ドルそして321.8万ドル。
ただし、交換条件の年俸が2009年のその選手のそれより低い場合は、09年分に10パーセントを上乗せする必要がある。

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→最初の方に「今シーズンが最後のサラリーキャップの年となる」とありますが、これはNFLは2月末でシーズン終了。3月から新シーズンとなるので、実質2月末までがサラリーキャップ最後の年となる意味です。
ジェッツはチャンピオンシップまでいったのでUFA選手を獲得するためには他のチームにUFA選手を引き抜いてもらわなければならない制限が発生します。

だがしかしRFAが4年から6年と伸びる所が重要です。RFAの範囲が伸びると今が旬のイキのいい選手のほとんどがRFAになり、RFAの方のやりとりが活発になるでしょう。
加えてサラリーの上限が無くなれば、下限もなくなります。リーズナブルなチームを作ることも可能ですね。

▼JETSのFA選手は??
タグ張りの期間がスタートしてますが特にこれといった動きは無いです。
去年も特に張らなかった気がします。ちなみにJETSのFAは以下の選手になります。

■UFA(無制限FA)[詳しくはPacker Zoneさんがオススメです]
. DE”マーカス・ダグラス”(Marques Douglas)
→ライアンがレイブンズから引っ張ってきました。再契約でしょ。

. K”ジェイ・フィーリー” (Jay Feely)
→ファルコンズ戦で3回外したのが印象的ですが、アレはフィーリーのせいじゃないし。
コンスタントに決めてくれるので再契約でしょ。

. ILB”ライアン・ファウラー”(Ryan Fowler)
→スペシャルチームで活躍したようですが、不透明

. TE”ベン・ハートソック” (Ben Hartsock)
→ケラーのバックアップのためにファルコンズからやってきたブロック専用TE。
ナイスブロックとタイタンズ戦ではTDパスをヒットし活躍するも、致命的なフォルススタートが印象的。金額が折り合えば再契約か。

. ILB”ラリー・イッゾ”(Larry Izzo)
→ご存知ペイトリオッツからやってきたLB。しかしヒザを負傷してシーズンエンド。
このままキャリアに幕を閉じる可能性大。

. FB”トニー・リチャードソン”
→まさにブロックの教科書。今年も走行ルートをこじ開けまくりトーマス・ジョーンズのランを出しました。(Maddenでも重宝してます)
年齢のため1年契約を繰り返していますが、今年も再契約でしょ。

■RFA(制限付きFA)[詳しくはPacker Zoneさんで]
. QB”ケレン・クレメンス”(Kellen Clemens)
→オフシーズンの目玉ですw。ジェッツのニーズの一つにサンチェスにアドバイスできるベテランQBが必要ですが、彼はそんな器でないしバックアップとしても役に立たず。
さらばクレメンス(T0T)が濃厚。

. WR”ブレイロン・エドワーズ”(Braylon Edwards)
→ご存知ブラウンズから来た落球男。サンチェスのロングパスに必要な人材だが、代わりをドラフトで獲得すると予想。

. RB”レオン・ワシントン”(Leon Washington)
→昨年べらぼうな契約金を要求されて契約拡張に失敗した光速のランニングバック。
昨年、契約に失敗した時点で今シーズンJETSを去るの可能性が高くなっていたのですが、シーズン中盤に右足を負傷しシーズンアウト。現在はリハビリで来シーズンは復帰の見込みです。
本人もJETSにいたいワケなので、このシーズンアウトを理由にエージェントとあゆみ寄って金額を折れてくれればJETSと再契約もアリ。今のJETSには必要な人材です。

. WR”ブラッド・スミス”(Brad Smith)
→ワイルドキャットやピストルなど奇策に不可欠なブラスミは確実に引き止めます。
Week16コルツ戦では不利な状況でキック・オフ・リターン・TDを決めてチームを生き返らせました。来シーズンも相手をかきまわせ!。

. CB”ドリュー・コールマン”(Drew Coleman)
→イマイチ使えない印象があります。こりゃ契約はないかな。

. DT”ハワード・グリーン”
→この人も契約はないかな。

. OL”ウェイン・ハンター”(Wayne Hunter)
→時々TEもつとめましたが、契約は無いと見る。

. S”エリック・スミス”(Eric Smith)
→こりゃ契約すべき。