こんなにお得でいいのかい?
ドラフト初日は3人もPICKし、見事にニーズを埋めたジェッツ。
その積極的な姿勢は変わらず、2日目もチャンスとみるやトレードUPをしかけて有力な戦力をGETしました。
ちなみに2巡目のPICKのアナウンスを行ったのは、ジェッツが誇った伝説のシャットダウンコーナー、CB”ダレル・リービス”。
これには会場のジェッツファンもわきました。
(SB制覇したのはペイトリオッツ時代ですけど)
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2巡4位(全体36位)RBブリース・ホール(Breece Hall) from アイオワ州立大
動画:
2巡目3位を初日にタイタンズにトレードしましたが、2巡目4位をジャイアンツからトレードUPで得ました。
ジェッツ獲得:2巡4位(全体36位)
ジャイアンツ獲得:2巡6位(全体38位)、5巡3位(全体146位)
2つUPしてジェッツが指名したのは、今ドラフトでRB初指名となる”ブリース・ホール”です。
ホールは今ドラフト最高評価のRB。タイプとしては40yd走4秒39のスピードに加えてチェンジ・オブ・ペースを得意とし、75ヤード以上のTDランを5回決めています。
かつ、3rdDownショートを取る突進力も持ち合わせる万能タイプであることに加えて、レシーブ能力にも長けておりプレーの幅は広いです。
動画を見ていると、スティーラーズ時代のレべオン・ベルを思い出します。
とはいえ、1巡目で指名されなかった事から分かるように、飛びぬけて凄いRBというワケではありません。
ルート取りに迷いがあり、ランの加速力は平均的、ボディバランスに問題があるなどの指摘があります。
ジェッツのRB事情は、毎年ドラフト3巡以下で獲得しているものの当たりを引きません。
今シーズンは、昨年ドラフト4巡目で獲得したRB”マイケル・カーター”と、再契約した元49ersの”テビン・コールマン”を中心とした布陣であり、インパクトが無い事を気にしていましたが、まさか今ドラフト最高のRBを獲得できるとは嬉しい誤算です。
この強力なカードがジェッツの切り札になることに期待せざる得ません。
3巡37位(全体101位)TEジェレミー・ラッカート(Jeremy Ruckert) from オハイオ州立大
動画:
https://www.youtube.com/watch?v=JTxeCS2g-34
今回のドラフトはWRとCBがバンバン指名される一方、QBやTEに指名がほぼ無い異色の展開でした。
その状況を見てジェッツがタイタンズから得た3巡目(全体101位)で指名したのは、TE” ジェレミー・ラッカート”。
既にFAで元ベンガルズの”C.J・ウゾマ”と元バイキングスの”タイラー・コンクリン”を獲得しているにも関わらずTEを獲得したのは予想外すぎましたが、ここまでTEが売れないと獲得するのもアリだと思います。
TE”ジェレミー・ラッカート”はハイスクール時代にオールアメリカンに選ばれるものの、タレントぞろいのオハイオ州立大では目立たぬ存在となりました。
しかし、2020年シーズンにレシーブしたTDパスが全てレッドゾーンからのパスということで、局地戦での勝負強さが注目されました。
加えてランブロックも得意でパワーもありますが、その一方スピードの無さが指摘されています。
ジェッツのTE事情もRBと同様に毎年のように獲得しても、2009年ドラフトのTE”ダスティン・ケラー”以来定着する選手はいません。
レッドゾーンの勝負強さとランブロックに長けているという、ジェッツに足りない武器を兼ね備えているので魅力的です。
先輩TEらから多くを吸収してリーグを代表するTEに成長してほしいものです。
・・DBの層を厚くしてほしかったドラフトなのに気が付けばO#のスキルポジションが多い。
しかし、これだけ各ポジションのプロスペクトTOPクラスの選手を獲得できるとは思ってもみませんでした。
現時点で3日目の指名は4巡2回であり、非常に上手くトレードUPしたと思います。近年最高のドラフトPICKでは無いでしょうか。
最終日こそDBの層をもっと厚くしてほしいですが、OLも欲しいしKの獲得も狙っていそうな気配が漂っています。