巨人 vs 海賊
プレーオフ4戦目は、RB”サクワン・バークリー”のラン攻勢で地上戦を制してきたジャイアンツと、リーディングレシーバー”ジャスティン・ジェファーソン”へのパスで空中戦を制してきたバイキングスが激突です。
コロっと忘れていましたが、ジャイアンツHC”ブライアン・ダボール”とバイキングスHC”ケビン・オコネル”の新HC対決でもあります。
互いにチームの再建を賭けて初めてのプレーオフに挑みます。
さぁ、勝つのはどっちだい?
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
ジャイアンツ |
14 |
3 |
7 |
7 |
31 |
ヴァイキングス |
7 |
7 |
7 |
3 |
24 |
総評
バイキングスが先制するも、ジャイアンツはRB”サクワン・バークリー”のTDランさく裂!さらにQB”ダニエル・ジョーンズ”も要所で走る地上戦を展開。
SAQUON TO THE HOUSE 🏠
📺: FOX pic.twitter.com/GvPirYvcUl
— New York Giants (@Giants) January 15, 2023
前半は、ジャイアンツにTDがイリーガルモーションによる取り消しでFGになる失態はあるものの、17-14でジャイアンツの3点リードで折り返します。
ハーフタイム中 バイキングスは、前半ジャイアンツ得意のラン攻勢にやられたので、後半はそれにアジャストをしようと考えたようですが、ジャイアンツはその裏をかいて第3Q最初のオフェンスで簡単にパスをポンポン通して、あっという間にTDを奪います。
この読みあいも1発勝負のプレーオフさながら。
しかしバイキングスもすぐに食らいついて、互いにミスらしいミスが無い、まさに好試合。
第4Q 前のセレモニーでバイキングスファンの子供がロジャー・グッデルからスーパーボウルのチケットをサプライズでもらい、ナイスすぎるリアクション!
This might be the best #SuperBowlSurprise reaction we’ve ever seen pic.twitter.com/DjDzYUi8ZT
— NFL (@NFL) January 16, 2023
勝負の第4Q。
バイキングスは1ydのギャンブルをフォルススタートで台無しにし、FGで終えます。
点は取れたものの、このドライブでTDを獲れなかったのが運命の分かれ道だったでしょう。
そして 31-24 のジャイアンツリードで迎えた残り1:51。
バイキングスはタイムアウト無しで、4th-Down 8yd。まさに勝負を決めるギャンブルのシーン!
Giants deny the Vikings!
📺: #NYGvsMIN on FOX
📱: Stream on NFL+ https://t.co/uuhRH8WYIn pic.twitter.com/CIPFPUD3Ao— NFL (@NFL) January 16, 2023
!!なんで手前のTE”T.J・ホッケンソン”に投げたかなぁ!!
Σ(・ω・ノ)ノ!
S”ゼイビア・マッキニー”に捕まってゲームオーバー。ジャイアンツが勝利し2回戦のディビジョナルプレーオフにコマを進めました。
最後のシーンで、手前に投げた理由は頼みのWR”ジャスティン・ジェファーソン”がカバーされており、サックされる前に投げるにはもう”T.J・ホッケンソン”しかないと瞬時に判断したとのこと。
失敗したら敗北のこの絶体絶命の状況下、どれだけ冷静にフィールドを見れるかもQBの力量でしょう。
加えて、最後にタックルしたS”ゼイビア・マッキニー”に関して、彼はシーズン中に観光地で四輪バギーに手を巻き込まれ骨折し、途中離脱しました。
ジャイアンツは、彼がいる時と居ない時とでは勝率がかなり違うとのことで、プレーオフに出場できて良かった次第です。
それにしても先のビルズ戦とうって変わって、両者ターンオーバー0のナイスゲームでした。
勝利したQB”ダニエル・ジョーンズ”のスタッツは、パス/24/35回301yd獲得、2TD。レーティングは114.1。
ランはTOPの17キャリー78yd獲得。
ドラフト時に大ブーイングを受けた屈辱を糧に ようやくここまで来ました。
こうなったら、スーパーボウルを制覇してその名を絶対的なものにしたいところでしょう。
期待のRB”サクワン・バークリー”は2TDを決めるものの9キャリー53yd獲得と平凡な記録に終わってます。
レシーブで活躍したのが最近まで無名だったWR”アイザイア・ホッジス”で、105yd獲得1TDを記録。
元は2020年ドラフトにてビルズが6巡で獲得した選手ですが、カットされウェーバーになったところをジャイアンツに拾われ、今やジャイアンツに無くてはならない選手に成長しました。
敗れたベテランQB”カーク・カズンズ”のスタッツは、パス31/39回273yd獲得、2TD。
レーティングは112.9。
ベテランですが、いつまでたっても中堅的なイメージが抜けないカズンズ。
やはりスーパーボウルを制する器ではなかったか・・
エースWR”ジャスティン・ジェファーソン”は7レシーブ47yd獲得と封じこまれてしまいました。
TOPはTE”T.J・ホッケンソン”の10レシーブ129yd獲得です。
新HC”ケビン・オコネル”は敗れはしたものの、当面はバイキングスを任せられる逸材であることは確かでしょう。
来シーズンの活躍にも期待できます。
この試合でジャイアンツが勝つという予想には自信がありました。
理由はカズンズとジョーンズの勝ちへの執念、貪欲さの差。
カズンズは年間通じてのスタッツは上位クラスを残すけど、大事な試合で大乱調だったり、スタッツ良くても試合に勝ててないってパターンのQB。
一方ジョーンズは契約的にも後がないから、身を犠牲にしても勝つという決意と献身性が前面に出ている。
こういうQBはガッツィーなプレーが出るし、それでチームも上昇気流に乗る。
ラストプレーはまさに、カズンズの縮図だと思います。
合理的でいいQBだけど、チームを背負えるQBじゃない。
ラッシュがかかる前に投げる、というプレー判断には一理ある。
しかし、取ったレシーバーがなんとかしてね、というスタンスが出ていて、チームのフランチャイズQBになるには物足りない。
「俺がこのチームのQBだから、チームの勝敗に一番責任を負うんだ。自分がチームを勝たせるんだ」ってマインドならファーストダウンラインを越えている選手に投げます。
そして、適切なポジションにレシーバーがいなければ、ポケットから出たりして時間を作って勝負する。
そういうプレーを選択することになるはずなんです。
あそこでファーストダウン取れる位置にいない選手に投げるあたり、他力本願、責任を負いきれない姿勢が現れてしまってる。
だから、彼は勝ちきれない。
正直ミネソタは、活躍したキーナムからカズンズに替えた時点でミスったというのがアンサーだと思っています。
キーナムの方がミネソタミラクルを象徴に、勝たせるんだってマインドがあるから。
厄介なのはカズンズのスタッツはいいので、見切りがつけられないこと。
バイキングス自体は強いチームだし、ジマーコーチの頃から好ましく思ってます。
ラムズ戦でブリッジウォーターはじめ、ラフプレー連発されても報復しない気高さを見て、いいカルチャーだなと、思ってましたから。
そして、今もまだそういう気高さを感じるチームです。
来年以降、また頑張って欲しい。
レポートありがとうございます!
コツコツ積み重ねた13勝はなんだったのかという負け方(特に最後のプレー)、こたえますね。。
バイキングスを応援して31年、この間スーパーボウルに出場してないのはNFCではライオンズとバイキングスだけです。。
そろそろ自分の寿命も気になってきましたが、オコネルの2年目に期待したいと思います。
NYGのディフェンスの頑張りが印象的
特に、ジェファーソンにべったりと張り付いて自由にさせなかった
まさか、ダウンフィールドに8人を泳がせる作戦まで用意するとは思わなかった
最後の最後まで縺れる良い試合でしたね。両チーム共にターンオーバーが無かったのも良かったですね。バイキングスにとっては勿体無いミスでした
前評判の高さにしては物足りないパフォーマンス、かと言って見切るには勿体無いそこそこのスタッツ。
実力を疑問視された背水のシーズンでフワッとポストシーズンを勝ち上がるあたり、ある意味イーライの正統後継者だなと。
このままSB制覇は無いとは思いますが、ゼロとは言い切れないのがポストシーズンのジャイアンツ。
どこまで行くのか注目です。
それより今季何が驚いたかって、カズンズがバイキングスに来てもう5年経ったということ。はえ〜。