2強の強さにどう対抗するか?

いつもどおり、勝手にプレーオフ出場チームを適当に紹介するコーナーです。

今回のAFCの特徴はペイトリオッツ、スティーラーズ、チーフスの「プレーオフ常連さん」 vs ジャガーズ、タイタンズ、ビルズの「プレーオフご無沙汰さん」 の対決 という分かりやすい構図になりました。

「プレーオフはレギュラーシーズンとは別のスポーツ」と言われるぐらい経験値が左右するので、「ご無沙汰さん」はかなり不利な戦い強いられるのですが、それだけに下克上が起こると超盛り上がります。

とにかくペイトリオッツの2連覇が現実味を帯びており、どこでもいいので阻止してほしいところです。

ではでは、今年のAFCはどない?

※NFC編はこちら↓

キャム・ニュートン cam newton pansers
ブレイクQB軍vsNFC南軍 前回のAFC編に続き、NFC編です。 AFC編はこちら↓ https://jets94.com/326921/ 今シーズンのNFCは、パッカー

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第1シード:ニューイングランド・ペイトリオッツ

ペイトリオッツ、トム・ブレイディ

2連覇目前!帝王に呪いは通じぬのか?

(1回戦免除)

昨シーズンの王者ペイトリオッツがAFC東9連覇の偉業を達成し、もはや当然のプレーオフ出場。

今シーズンは万全の体制で「2連覇達成は時間の問題」と言われながらも、QB”トム・ブレイディ”がマッデンの呪いにケンカを売った後から、ブレイディの嫁の脳震とう隠蔽発言や、エースWR”ジュリア・エデルマン”のプレシーズンでのシーズンエンド、さらに開幕戦でチーフスに敗れて不穏な空気が流れだす。

トム・ブレイディ マッデン18
フットボールのキングが呪いに挑む フェイスブックでMADDEN(マッデン)のページをフォローしてるんですけど、タイムラインに新作のトレイラーが流れてきた瞬間、衝撃を受けました。
ブレイディ ジゼル・ブンチェン 脳震とう
空前絶後の~大暴露~ 遅れたニュースになりましたが、これは取り上げねばなりません。 “トム・ブレイディ”の妻であり、スーパーモデルである”ジゼル・ブンチェン”がインタビューにて
エデルマン
やはりエンド 昨日、お知らせしたエデルマン負傷のニュースですが、MRI検査の結果が出ました。 やはりACL断裂で今季絶望のシーズンエンドです。
トム・ブレイディ 2017 開幕戦 チーフス
マッデン!マッデン!( ゚∀゚)o彡゜ いよいよ2017シーズンスタート。ペイトリオッツ(以下、パッツ)の前評判が高く2連覇を期待する声も多いのですが、常に予想を超えるドラマを展

この後もチームの要であるLB”ドンタ・ハイタワー”やOL”マーカス・キャノン”などブレイディ以外が呪われているかのように続々と主力がシーズンエンドするも、勝利を重ねて今シーズンも問題なくプレーオフに出場。

 

強さの理由は、やはりQB”トム・ブレイディ”を中心とするハイパーO#。NFL版進撃の巨人TE”ロブ・グロンコウスキー”に、頭角を現したRB”ディオン・ルイス”、そしてセインツから移籍したWR”ブランディン・クックス”と各ポジションにタレントを揃える。

そして、シーズン序盤は崩壊していたD#がシーズンを通して鉄壁の強さに育ったことも注目である。

マッデンの呪いの名に懸けて、他のチームは何としてもペイトリオッツのスーパーボウル2連覇を止めなくてはならない。

第2シード:ピッツバーグ・スティーラーズ

スティーラーズ ベン・ロスリスバーガー

ロスリスバーガー、3度目SB制覇のラストチャンス?

(1回戦免除)

近年は最後まで激戦を繰り広げていたAFC北だったが、今シーズンはスティーラーズが圧倒的な強さを誇りプレーオフに出場。

昨シーズンもプレーオフに出場したのだが、チャンピオンシップでペイトリオッツの前に力の差を見せつけられ敗北し、そのショックからかオフにQB”ベン・ロスリスバーガー”は引退をほのめかす発言をする。

トム・ブレイディ チャンピオンシップ
鉄のカーテンはどこに行った? NFCからのスーパーボウル出場はファルコンズに決定。その対戦相手が決まる大一番は、共にスーパーボウル史に爪跡を残してきた、スティーラーズvsペイトリ

しかし、今シーズンはドラフト2巡で獲得したWR”ジュージュー・スミス=シュスター”が大当たりでO#の起爆剤となる。

さらに異次元チェンジ・オブ・ぺースの使い手RB”レベオン・ベル”も健在で、プレーオフにはエースWR”アントニオ・ブラウン”も復帰予定。

伝統の「鉄のカーテン」と言われるD#では、”J.J・ワット”の弟であるドラフト1巡LB”T.J・ワット”が異彩を放っている。

 

SB制覇も濃厚な戦力を揃えるのだが1つ予想外の事件が。(いや予想できるだろ)

補強のためのロースター枠を空ける為に、シーズン最終週直前に大ベテランLB”ジェームズ・ハリソン”をカットした途端、プレーオフ最大の敵であるペイトリオッツに拾われてスティーラーズの最新情報がダダ漏れしたのだ。

ジェームズ・ハリソン カット スティーラーズ
もちろん狙いは情報 先日、スティーラーズの重鎮LB”ジェームズ・ハリソン”が解雇されたニュースをお伝えしましたが、なんとプレーオフで最大の敵になるペイトリオッツと契約しました。

他のスポーツより戦略面が勝敗を左右するアメフトにおいてこれは痛すぎる。つまりスティーラーズのD#は鉄のように硬くとも、情報セキュリティはユルユルだったのだ。

この身から出たサビをどう掃除するかも注目であろう。

 

ちなみに「レベオン・ベルのランは良い子は真似するな」と、日本のトップレシーバー栗原崇選手からのお達しがありました。

第3シード:ジャクソンビル・ジャガーズ

ジャガーズ

10年の改革がいよいよ華開く

(1回戦はビルズと対戦)

以前にプレーオフに出場したのが2007年シーズンで、QB”デビット・ガラード”とRB”モーリス・ジョーンズ=ドリュー”&RB”フレッド・テイラー”のコンビが活躍していた遥か昔の話。

それ以降は低迷の一途をたどったが、その間にオーナーが変わったりスタジアムにプールを付けたり、地道な改革を続けて やっと今シーズンは地区優勝を果たしてプレーオフに久々に登場!

 

その原動力は2017年ドラフト1巡のRB”レナード・フォーネット”を中心とするリーグ1位のランO#と、カーディナルスから移籍した超ベテランDE”カライス・キャンベル”とCB”ジェイレン・ラムジー”が率いる これまたリーグ1位のパスD#。

QB”ブレイク・ボートルス”は今一つ抜けきらないQBだが、ランとD#が支えれば問題なし!
(私はボートルスがルーキーの時に「こいつはリーグを背負って立つ逸材だ」とか言ったけど)

 

加えてHC”ダグ・マローン”は2013年~2014年にバッファロー・ビルズのHCを務めるも結果が振るわず、2015年にジャガーズに移りOLコーチからやり直し、そして2年間で信用を得て再びHCに返り咲き、今回念願のプレーオフ出場を果たしたのだ。

運命なのかプレーオフ1回戦の相手はこれまた18年ぶりにプレーオフに到達した古巣ビルズなのだから、ビルズの奇跡的プレーオフ出場は、この対戦のためにあると言っても過言ではないだろう。
(いや、たまたまでしょ)

第4シード:カンザスシティ・チーフス

チーフス

ジェットコースターシーズン

(1回戦はタイタンズと対戦)

もはやプレーオフ常連で、球団初のAFC西2連覇を達成したのだが、今シーズンはかなりジェットコースターなシーズンを味わった。

開幕戦で優勝候補筆頭のペイトリオッツを倒し、そのまま5連勝で圧倒的な強さを誇ったと思えば、それ以降は大不振に陥り、シーズン終盤にはチャージャーズとレイダースに同率首位に並ばれる大ピンチに陥る。

しかし、そこは直接対決を制することで逃げ切ってプレーオフにたどり着いた。

 

O#の中心は説明不要のQB”アレックス・スミス”。かつてはショートパス主体で組み立てるスタイルだったが、今シーズンはWR”タイリーク・ヒル”へのロングパスが目立ち、選択肢の幅を増やした。これには今シーズンはチーフスが2017年ドラフト1巡で獲得したQB”パトリック・マホームズ”にその座を奪われまいとしている必死さが見える。

もちろん「赤いグロンコウスキー」と呼ばれるTE”トラビス・ケルシー”も無視はできない。

 

地上戦ではシーズン序盤に大ブレイクし現在リーディングラッシャーであるRB”カリーム・ハント”に注目。D#では開幕戦でS”エリック・ベリー”を失うも、INTの申し子CB”マーカス・ピータース”や、復活したOLB”ジャスティン・ヒューストン”に注目。

 

QB”アレックス・スミス”が背水の陣で挑むプレーオフ、今度こそスーパーボウルに届くのか?

第5シード:テネシー・タイタンズ

タイタンズ

マリオタのためのマリオタによるチーム

(1回戦はチーフスと対戦)

ジャガーズと同様に久しぶりにプレーオフに登場したテネシー・タイタンズ。前回出たのが問題のQB”ビンス・ヤング”時代なのだから、ファンはうれしい限りである。

2015年ドラフト1巡(全体2位)でQB”マーカス・マリオタ”を獲得し、彼を信じて彼中心のチーム作りを続けて、今回それが見事に成功し結果をだしたのだ。

 

特徴としては、運動能力だけならリーグトップと思わるQB”マーカス・マリオタ”とRB”デマルコ・マレー”&2016年ドラフト1巡RB”デリック・ヘンリー”の率いるO#。

しかしながら、ドラフトやFAで補強したハズのレシーバー陣のパフォーマンスはイマイチかつ、パスD#がリーグ25位と不安を残すことになった。

そこは現時点でINT数1位(8回)を誇るS”ケビン・バイアード”がもたらすターンオーバーでカバーする形となる。

第6シード:バッファロー・ビルズ

ビルズ プレーオフ出場

奇跡のプレーオフ、台風の目となるか?

(1回戦はジャガーズと対戦)

前回プレーオフに出たのが1999年であり、全米4大スポーツで一番プレーオフで遠ざかっているチームであったが、最終戦で奇跡的に生き残り18年ぶりのプレーオフ出場にこぎつけた。

ビルズ プレーオフ出場
アンビリーバボー!! ブラウンズの16試合全敗に続き、またも快挙が発生しました。 全米4大スポーツで最長のプレーオフに出ていないチームであるバッファロー・ビルズが奇跡的にプレー

今シーズンは主力であったS”スティーブン・ギルモア”、WR”サミー・ワトキンス”、DT”マーセル・ダリウス”などをトレードし、選手を大幅に入れ替え不安なシーズンであったが結果的にこれが成功したのだ。

 

特徴はQB”タイロッド・テイラー”とRB”ルショーン・マッコイ”の足を使った機動力O#であるが、ロングパスで1発TDを狙いにくく、先行逃げ切りの必勝パターンを貫かねば勝てない致命的な弱点がある。

そこはD#陣が粘らないといけないものの、調子が悪いとタックルミスを連発する不安定なD#も問題。S”マイカ・ハイド”を中心に粘って勝機をつかむしかない。

 

1回戦の相手は元HC”ダグ・マローン”やシーズン中にトレードしたDT”マーセル・ダリウス”が所属するジャガーズであり、古巣対決が注目される。

しかしながら、最終戦で負傷退場したRB”ルショーン・マッコイ”の状況に勝敗は大きく左右されるだろう。