プライドを賭けたルーキーQBドラ1対決
とうとうAFC東のドラ1QB”サム・ダーノルド”と”ジョシュ・アレン”が激突。
別に2人が相対するわけでは無いのですが、互いのプライドに賭けて負けられないでしょう。
これが、もっとシーズン前半なら良かったのですけど、もはや消化試合なので盛り上がりに欠けます。
勝っても負けてもいい試合なので、気楽に見ましょ。
スコア&ダイジェスト
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
ジェッツ |
3 |
10 |
0 |
14 |
27 |
ビルズ |
14 |
3 |
3 |
3 |
23 |
オフェンス
復活したダーノルドのファーストドライブは、アレンに感化されたのか強引にスクランブルに行って足を負傷し、ロッカールームに下がりました。
足の負傷で3週間休んでいたのに、自らケガしにいく冒険プレーにはがっかり。
またもQB”ジョシュ・マッカウン”に交代し、「ダーノルド、良いお年を~」と思っていたら、次のドライブを経て復活します。
そして、WR”アンドレ・ロバーツ”が86ydのキック・オフ・ビッグリターンでチャンスを作り、RB”トレント・キャノン”のTDランで反撃開始。
ダーノルドは第4QにWR”ロビー・アンダーソン”へTDパスをヒットし、同点に追いつきます。
Hello witching hour! Some crazy scrambling from Sam Darnold allows him to find Robby Anderson in the end zone. Tie game in Buffalo! #Jetspic.twitter.com/BYmosxnoTv
— LastWordOnNFL (@LastWordOnNFL) 2018年12月9日
そして、2ミニッツ切ったところで、またもWR”ロビー・アンダーソン”へピンポイントのロングパスが炸裂。
Sam Darnold is showing why he was the 3rd pick in the draft today. What a clutch throw to Robby Anderson in tight coverage from Darnold. #Jets pic.twitter.com/eg1SP1er8P
— Jesse Finver (@JfinverSports12) 2018年12月9日
エンドゾーンまで後1ydの4thDowギャンブルでは、正直「これで失敗して惜しくも敗戦ってパターンだな」と、思いきやRB”イライジャ・マグワイア”がTDランを決めて、この試合で始めてリードを奪い、そのまま勝利しました。
ダーノルドのスタッツはパス16/24 回170yd獲得、1TD、1INT。
序盤は冴えないものの、右のサイドライン際ギリギリのパスでガンガン稼ぎます。かつ、RB”アイゼア・クロウェル”が前半で負傷退場し、その後を継いだRB”イライジャ・マグワイア”のランを併用してドライブを組み立てました。
この試合で改めて凄さを見せたのがWR”ロビー・アンダーソン”。ダーノルドの難しいパスにも応え続けて7レシーブ76yd獲得1TDの活躍。
何より良かったのが強力なビルズD#を0サックに抑えたOLの力でしょう。久々のダーノルドを支えるために頑張りました。
INT数がリーグ1位、かつ、レッドゾーンオフェンスからのTD数がリーグ最下位のクソオフェンスがようやく連敗脱出です。
ぶっちゃけ最後のギャンブルに失敗して敗北していれば、ドラフトで優位に立てたのですが、いいプレーを見せたので許しましょう。
こういう試合をシーズン序盤にしていれば良かったのですが、時すでに遅しです。
ディフェンス
予想どおりビルズQB”ジョシュ・アレン”の半端ない肩に加えて、とんでもない脚力が炸裂。
LB”ダロン・リー”の4試合欠場もあり、序盤からアレンの足にかき回され「こりゃ止められんわ」という雰囲気をかもしだします。
4 carries, 48 yards, 1 TD for Josh Allen on the #Bills first possession 💯
(via @NFL) pic.twitter.com/tkJpWu8YMl
— Simms & Lefkoe (@SimmsAndLefkoe) 2018年12月9日
「何のためにQBをタイロッド・テイラーから乗り換えたのだろう?」と思ってしまうぐらい走りますが、足を多用する理由はずばりビルズOLの弱さの表れなのでしょう。
ジェッツD#はアレンの足に苦戦するものの、DL”レナード・ウィリアムズ”を中心にプレッシャーをかけて3サックを記録。後半はTDを1本も奪われませんでした。
S”ジャマール・アダムス”は相変わらずの活躍。タックルは無いもののパスカバーやアレンの包囲に目立っており、ファンブルリカバーを記録。
両腕のテーピングが際立って彼の存在感をUPさせています。
アレンのスタッツはパス18/36回206yd獲、0TD、2INT。ランがチームトップの9回101yd獲得、1TD。ラン1回平均11ydという驚異の足を見せます。
しかしながら本職のパスが成功率50%で2INTと冴えず。強肩でWR”ロバート・フォスター”へロングパスを通すシーンはあるものの、パスが早すぎるのか簡単にとれそうなコースのパスをレシーバーが弾いて落球するシーンもありました。才能が生む不幸です。
加えてこの試合、トータルヤードはジェッツが248ydに対してビルズが368ydと120ydもビルズが上回っていました。
つまり、攻められはするものの、第1Q以降はTDを取らせない粘りが逆転勝利につながりました。
オフェンスと同様、こういう試合をシーズン序盤にしてほしかったです。
スペシャルチーム
今回も素晴らしいのはST。
K”ジェソン・マイヤーズ”が2本のFGを外さないのは当然として、WR”アンドレ・ロバーツ”の86ydキック・オフ・リターンにFGブロックと奇跡プレーを連発しております。
ロバーツはファンブルロストしピンチも招きましたが、そこはD#が頑張ってFGで抑えたのでよし。
ただビルズK”スティーブン・ハウシュカ”へDE”ヘンリー・アンダーソン”が背後からタックルしたのはアカン。
Hey it’s Steven Hauschka I wonder how he’s be- pic.twitter.com/aGJxoAcMOT
— Ben Baldwin (@benbbaldwin) 2018年12月9日
この後にハウシュカがFGを外しているだけに後味が悪い。これは喝だ!
総評
今後、長年にわたりチームを背負うであろうドラ1ルーキーQB対決は、ダーノルドに軍配が上がりました。そしてジェッツは6連敗から脱出かつ、今シーズン初の同地区対決での勝利です。
ドラフトのために「負けろ負けろ」と言い続けてましたが、やはり試合終了まぎわでの逆転勝利の味はNFLファンとして逆らえません。クソ試合ばかり見せられて、本来のファンの姿勢やNFLの楽しさを忘れてました。
今週はケツレースの強敵であるレイダースと49ersがなぜか勝利し、勝率が開かないラッキーもありましたが、ジェッツは4勝チームと並んでしまい、ケツ争いが激化しました。
もはやこれ以上勝利しては、ここまで負けてきた意味がありません。
普通なら“勝って良かったですね”となるのですがね(@_@)どうもJETSは、勝たなきゃいけない試合で負けて、負けていい試合で勝ってしまうのは、何ともワケが分からないですね(・_・)
ふて猫さん>
残りの対戦チームで一番勝率が低いとはいえ、最初の展開から勝てるとは思わなかったです。
同地区だけに意地を見せたのでしょう。
しかし、もっと早く勝てなかったのかと思いますね。ああ、悲しい。
正直、嬉しいです。ドラフトを考えますが
2ヶ月弱勝って居ないので素直に
嬉しくなりました。
誰もFire!! と言いませんね(笑)
もう一試合の同地区対決も劇的でしたし
いい週明けでした。
元NJたろさん>
なんだかんだで、やはり勝利はいいものです。
しかし、たまたま勝利しただけで3年連続で勝率がこれだけ低いと、Fireでしょう。
それにしてもイルカさんの底力は恐ろしい。
おめでとうございます。同地区のチームに勝利することは大事なことですよね。
この調子でWeek 17にも勝利して”PATS”をワイルドカード・プレイオフに引きずり出していただきたいと期待しております。
”JETS”が頼りです!!
#12さん>
コメントありがとうございます。
名前が「#12」のわりにJETSよりなのが気になるところですが、アンチパッツ軍としては、パッツが残り全敗、イルカが全勝でイルカの地区優勝させることで真・マイアミの奇跡を見せて欲しいです。
イルカがんばれ。地区優勝できなくとこ、プレーオフでパッツを倒せ!
ダーノルドの被INTが1だと勝つ法則の誕生です。
Week1 @DET 1INT
Week5 DEN 1INT
Week6 IND 1INT
Week14 @BUF 1INT
逆に、安全にいきすぎて被INT0になっても、
攻めすぎて被INT2以上になっても負けてしまうようです。
ほどよく攻めることが必要ということでしょうかね。
ミドリのワシさん>
1INTされるまで果敢に攻めて、1INTを記録したら後はランかスクランブルで前進してもらいましょ。