オフェンスの限界

2回戦のディビジョナルプレーオフの第2試合はビルズvsレイブンズ。

ビルズは地区優勝しているため、ホームである魔境ビルズ・スタジアム(よく名前が変わるなぁ)でレイブンズを迎え撃ちます。

勝てば27年ぶりのAFCチャンピオンシップ出場。果たしてビルズはこの難敵を撃破できるのか?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

レイブンズ

0

3

0

0

3

ビルズ

3

0

14

0

17

総評

このブログではビルズのホームを「魔境」と呼んでますが、それはジェッツの2015年シーズンの最終戦、当時勝って当たり前だと思っていたビルズにこの時期のスタジアムの地の利を利用され敗北し、プレーオフを逃したという痛すぎる思い出があるからです。

悲しいけどこれ戦争なのよねいよいよ勝てば5年ぶりのプレーオフ出場の最終週。相手は、昨シーズンまでJETSを率いていた"レックス・ライアン"のビルズ。OC"チャン・ゲイリー"とQB"

 

この魔境がレイブンズの前にも立ちふさがります。強風によりレイブンズK”ジャスティン・タッカー”が2本のFGを左ポスト、右ポストに当てる妙技で外します。

1試合で50yd以下のキックを2本外したのは初めてとの事。

しかし、強風が邪魔なのはお互いさまで、前半は3-3のロースコアで終えます。

 

勝負を決めたのは第3Q。ビルズはRB”デビン・シングレタリー”のランで切り進み、レッドゾーンでWR”ステフォン・ディグス”へTDパスを通して貴重な7点を得て、ビルズは3-10でリード!

 

レイブンズは負けじと15プレーで8分以上もかけてレッドゾーンに入るも、ここでQB”ラマー・ジャクソン”がやらかした!

ビルズCB”タロン・ジョンソン”がエンドゾーン内でインターセプト!!そのまま101ydのリターンTD。いわゆるPICK6!

 

レイブンズはラン主体だけに貴重な時間を大量に消費した挙句に、点を与えるというダブルパンチで一気に追い込まれます。

さらに不幸は続き、次のレイブンズのオフェンスではQB”ラマー・ジャクソン”がヒットされたさいに後頭部を打って脳震とうとなります。

 

心配無用!レイブンズのバックアップといえば、かつてのドラ1QB、RG3がいるじゃあーりませんか!

と、思ったらIR入りで出場不可。出場どころかツィッターで以下の投稿。

 

この危機に出てきたQBは、レイブンズの秘蔵っ子”テイラー・ハントリー”君。

才能の片りんを見せるも、この状況からキャッチアップできるはずも無く試合終了。

ビルズ勝利で27年ぶりのチャンピオンシップ出場!夢のスーパーボウル出場まであと1勝だ!

 

 

ビルズQB”ジョシュ・アレン”のスタッツは、パス23/37回206yd獲得、1TD。1ファンブルはカバーして事なきを得ています。レーティングは86.1とまずまず。

ターンオーバーが減った事で、すっかり勝てるQBに成長しました。このままスーパーボウルを制覇して、花の2018年ドラフト組の筆頭となれるか?

 

アレンとの同期対決に敗れたQB”ラマー・ジャクソン”のスタッツは、パス14/24回162yd獲得、0TD、1INT。ランは9キャリー34yd。

ビルズD#のスクランブル封じが効いて、好きなように動けず。エースRB”J.K・ドビンズ”も42ydと援護射撃もなく、TD0回。ほぼ完封負けの内容です。

脳震とうで下がらずとも、第3Qの大自爆ともいえるインターセプトで勝敗は決していたでしょう。

 

“ラマー・ジャクソン”はプレーオフに3年連続で出場していますが、1年目の時にはチャージャーズにDBを7人入れるという対策でオフェンスを封じられ敗北しています。

チャージャーズ レイブンズ
フラッコは出ぬのか!フラッコは!? シーズン中にスーパーボウルを制覇したQB”ジョー・フラッコ”から、ハインズマン賞を受賞したドラ1QB”ラマー・ジャクソン”へ先発交代をはかった

 

レギュラーシーズンのランオフェンスはリーグ1位なれどパスオフェンスは32位。チーム内でも彼のシステムでプレーオフを勝ち抜くのは難しいという論が出ており、来シーズンは大改造が必須となります。

レイブンズは”ゲームのバランスを取る方法を見つけなければならない”とWRブラウン