CHALLENGER

コロナ感染拡大で不安を抱えながら開幕したNFL2020シーズンも、とうとう最終決戦のスーパーボウルに到達。

史上最高のQB”トム・ブレイディ”が率いる新生バッカニアーズがNFL史上初のホーム開催で、前年の王者チーフスを迎えます。

 

新時代を担うチーフスQB”パトリック・マホームズ”が、ブレイディを頂上決戦で倒してNFLは新たな時代を迎えるのか?

それともブレイディがマホームズを返り討ちにし、NFLの頂点を死守するのか?

まさに頂上決戦に相応しいゴールデンカードになりました。

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試合の前に

スポーツバーでの観戦会はコロナによる緊急事態宣言中のため中止。そこで私主催のオンライン観戦会を行いました。

私も初の試みなので開始の掴みが分からず、JETSチャントとB’zのライブ形式の掴みに行くもののスベる!!

しかし、観戦会は楽しんでもらって無事終了。

やはり、スーパーボウルぐらいはSNSではなく肉声での「反則しすぎだろ!」「今のは取れよー」などツッコみあいが必要です。

反省点としては、TVの音が大きい参加者から聞こえる音が入ってきて自分のTVの音と遅れて被るので、参加者はなるべくTVや自分の視聴環境の生活音を入れない配慮が必要です。

リモート会議では普通の事ですが、観戦会となるとそのあたりの意識が抜けてました。次回はこの辺の対策を考えます。

スーパーボウルの観客は?

コロナ感染拡大により、これまでの試合は無観客か観客数をかなり制限されてきました。

しかし、スーパーボウルは別格。このように観客が超満員。

 

と、思ったらほとんどがボード。実際の観客数は22000人(うち7500枚のチケットはコロナと戦う医療従事者へ配布)、そして人型のボードは30000人分でした。

半分以上がボードでも、やはりスポーツに満席の観客は必要です。

オープニング

America the Beautiful:H.E.R

 

国歌斉唱:エリック・チャーチ&ジャズミン・サリバン

 

フライオーバーはなんと、B-1「ランサー」、B-2「スピリット」、B-52「ストラトフォートレス」の戦略爆撃機3兄弟!

不揃いなのが逆にカッコイイ。軍事マニアにはたまらないオープニングだったでしょう。

追記:これらの機種名の数字を足すと、今回のスーパーボウルの「55」になることをフォロワーさんより教えて頂きました。

JETS狂の宴は皆さんに支えられて生きております。

第1Q

両軍緊張しているのか動きが硬い。パントの蹴りあいからようやくチーフスがランで突破口を開いてFG。

チーフス 3-0 バッカニアーズ

 

バッカニアーズはRB”レナード・フォーネット”のランが出だすと、ブレイディがリズムを掴む。

裏をかいたWR”アントニオ・ブラウン”へのパスを織り交ぜて、最後はプレイアクションから長年の相棒であるTE”ロブ・グロンコウスキー”へのショートパスからTD!

チーフス 3-7 バッカニアーズ

 

実はブレイディ、今回10回目のスーパーボウル出場で第1QでTDを取ったのはこれが初めて。

ブレイディとて、これまで大舞台では慎重に様子を見ているのかエンジンのかかりが遅かったのだが、早々にブレイディ得意のリズムでTDを取れたのは大きな収穫。

第2Q

もはやブレイディのオフェンスに対してチーフスのディフェンス陣は何をしていいのか分からず混乱。

DT”クリス・ジョーンズ”がOLのしつこい行為にカッとなり押し返したため、アンネセサリー・ラフネスをとられ15yd罰退。

この時、悪魔のようにほくそ笑むブレイディの表情をカメラはとらえてしまった。

もしかしたら、私たちは見てはいけないものを見てしまったのかもしれない・・・

 

エースWR”マイク・エバンス”へのパスで31ydゲイン!敵陣6ydにバッカニアーズが進み、もはやTDは時間の問題かと思われたが、バッカニアーズは敵陣1ydからのギャンブルに失敗。

RB”ロナルド・ジョーンズ”のボールが線を越えているような突進に、オンライン観戦会でも「いやいや入ってるでしょ」「女性目線はこれだから」と、真横で判定したスーパーボウル初の女性審判”サラ・トーマス”に対する最近話題の森会長みたく女性蔑視発言が飛び出すも、チャレンジによるレビューは・・・

これは止めている!!女性蔑視発言した奴、詫びろ!詫びろ!詫びろ!!
はっ!私だ!!∑(゜ Д゜)

 

チーフスディフェンスの粘りにより失点を防ぎ、これでモメンタムはチーフスかと思いきや、強烈なパスラッシュに追われたマホームズが投げたパスをTE”トラビス・ケルシー”が落球しパントで終了。

チーフスにモメンタムはまだ来ない。

 

それどころか、P”トミー・タウンエンド”がスナップしたボールをファンブル。これを処理してパントするも、ホールディングにより下がってパントを蹴り直し。

その蹴り直しで、とんでもないクソパントをやってしまい、バッカニアーズに敵陣38ydからのオフェンスを与えてしまう!
!∑(゜ Д゜)

 

相手のミスにつけこむのはブレイディ様の得意技。

かつ、チーフスS”タイラー・マシュー”のインターセプトがCB” チャーバリアス・ウォード”のホールディングでパー!

さらにバッカニアーズオフェンスをFGで抑えたと思ったら、CB”アントニオ・ハミルトン”がオフサイドをやらかして、バッカニアーズにファーストダウンを献上!
( ̄Д ̄;;

(※映像ではハミルトンの反則となっているが、記録では”メコール・ハードマン”にペナルティとなっている。たしかにハードマンの方が飛び出しが早いので付け直したと思われる)

 

これだけ致命的な反則が連発するのは珍しい。チーフスディフェンスが荒れている。

そのスキをついてブレイディは敵陣17ydから またもTE””ロブ・グロンコウスキー”へTDパスをヒット!

 

投げあぐねた時、居て欲しい所に居るのが戦略を超えて通じる真のホットライン。このパスに2人のきずなの深さを見ました。

エデルマンは、テレビの前で嫉妬に狂い、ハンカチをくわえて「キーッ」となっていたでしょう。(妄想)
(;´Д`)ノ

チーフス 3-14 バッカニアーズ

 

チーフスもやられっぱなしではない!マホームズがTE”トラビス・ケルシー”へガンガンミドルパスを通して前進。

しかし、FGで終了。

チーフス 6-14 バッカニアーズ

 

なんだかんだで、まだワンポゼッション差。チーフスなら秒で逆転できる状況。しかし!!ここでチーフスにまたも不要な失点が発生!

前半残り55秒からバッカニアーズのオフェンス。バッカニアーズのタイムアウトは1つ。

バッカニアーズ的に無理してオフェンスする必要はなく、時計を流して終了するのかと思いきや・・・・

チーフス「タイムアウト!」

はぁ!!?!∑(゜ Д゜)

いやいや、まだオフェンスもディフェンスも本調子じゃないだから、このまま流して長いハーフタイムで仕切りなおせよ!

 

ここで私のナイスツィート!

 

そう、アンディー・リードといえば、プレーオフでのタイムマネジメントのまずさで自爆してきた過去があります。

特に2013年シーズンのワイルドカード、チーフスvsコルツは酷かった。

チーフスは後半28点差でリードしてるなら時間を潰せば普通に勝てるのに、パスにこだわってコルツに無用な時間を与え、QB”アンドリュー・ラック”に大逆転負けを喫っしたのは衝撃でした。

絶望からの回帰 とうとうプレーオフスタート。 その1試合目はHC"アンディー・リード"&QB"アレックス・スミス"の新生チーフスと、昨シーズンに続き天才QB"アンドリュ

 

この私の予感は的中。ブレイディのロングパスはCB”バシャード・ブリーランド”のパスインターフェアランスにより、一気に敵陣24ydへワープ!

このブリーランドは、今シーズン出場停止処分を喰らった上に反則の常習犯でKCファンにとっては困ったちゃんらしい。

 

さらにS”タイラー・マシュー”まで反則して敵陣1yd。ここまできたら簡単な仕事。

バッカニアーズのワンバック体型に「さっきみたいに止める!」と思っているチーフスディフェンスに対して、裏をかくWR”アントニオ・ブラウン”へのパスでTD!

チーフス 6-21 バッカニアーズ

 

さらにチーフス、S”タイラー・マシュー”が引き上げるブレイディを捕まえて、何か罵声を浴びせてアンスポーツマンライク・コンダクトまで取られる始末。

キレるならブレイディでなく、自分らのボスである”アンディー・リード”でしょ。
(;´Д`)ノ

ハーフタイムショー

The Weeknd’s

コロナ防止のため、いつものようにフィールドに客を入れて密になれないので、スタンドのセットから登場。

そしてフィールドに降りて、最後は日本のCMでもおなじみ「Blinding Lights」を歌い上げるも、ダンサーがまるで「変態仮面」なので、ツィッターのトレンドに「変態仮面」がランクイン!

ウィークエンド 変態仮面 スーパーボウル

時を超えて「変態仮面」すらトレンドにするとは、さすがスーパーボウルは別格。

「次のページへ続く」