ジャージ買わなくて良かった
ドラフトまで約1ヶ月、ここでジェッツのドラフト戦略に関わる大きな動きがありました。
2018年ドラフト1巡(全体3位)のQB”サム・ダーノルド”をトレードです!!
Σ(・ω・ノ)ノ!
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QB”サム・ダーノルド”(Sam Darnold)をパンサーズへトレード
ドラフトまで1ヶ月を切ったところで、ジェッツがエースQB”サム・ダーノルド”をパンサーズへトレードに出すというニュースが報じられました。
トレードの内容は、パンサーズがダーノルドを得る代わりに、ジェッツはパンサーズの2021年ドラフト6巡、2022年ドラフト2巡と4巡を受け取ります。
これによりジェッツのドラフト戦略は全体2位でQB獲得はほぼ確実となりました。
全体1位のジャガーズがQB”トレバー・ローレンス”を獲得する可能性が高いので、ジェッツはQBの人気2番手であるブリンガムヤング大学出身のQB”ザック・ウィルソン”を獲得することになるでしょう。
童顔だが、さわやかなイケメン。これはジャージが売れるぞ。
( ゚∀゚)o彡゜
テキサンズにてトレードを希望している”デショーン・ワトソン”を獲得する噂もありましたが、ワトソンはテキサンズに逆らうや否や過去に性的暴行事件を起こしていた事が明らかになり、現時点で訴訟が21件というドロ沼の状態です。ワトソンの獲得は無いでしょう。
一方、パンサーズはダーノルド獲得により、QB”テディ・ブリッジウォーター”を先発とは認めていないことが判明しました。
キャンプでは二人の熾烈な先発争いが繰り広げられるかと思っていましたが、最新のニュースではパンサーズはブリッジウォーターに他のチームへのトレード交渉を許可しているとのことです。
ブリッジウォーターはバイキングス時代に重傷を負い、長期間の離脱に「終わった選手」とされながらも復帰。
その復帰の第一歩に手を差し伸べたのがジェッツだっただけに、努力家で良い選手という印象があるのですが、パンサーズでの評価はそうでも無かったようです。
パンサーズに移籍するダーノルドにとって都合のいいことは、昨シーズンにジェッツからWR”ロビー・アンダーソン”が移籍していたこと。
アンダーソンは、ジェッツがドラフト外から拾って育てたと言っても過言でない選手で、なぜ彼を引き留めなかったのか悔やまれます。
ダーノルドとアンダーソンで破壊力のあるホットラインを構築してくれることに期待しています。
サム・ダーノルドをおさらい
なぜドラフト全体3位のダーノルドが4年目にしてトレードとなったのか?改めて彼をおさらいしておきましょう。
サム・ダーノルドは「QB豊作」と言われた2018年ドラフトにて、モックドラフトでは全体1位のブラウンズが獲得すると予想されていた逸材でした。
今、この記事を見返すと、
「しかし!!出身がUSCというのが気になります。”マーク・サンチェス”先輩を筆頭に、”カーソン・パーマー”や”マット・ライナート”、”マット・バークリー”とみんな大成しないですよねぇ、この大学は。」
という言葉が刺さります。私の予感は当たってました。
そしてドラフトデイが訪れるのですが、ブラウンズが全体1位で選択したのは多くの予想を覆してQB”ベイカー・メイフィールド”!ジェッツは全体1位候補だったダーノルドを幸運にも全体3位で獲得することができたのです。
この時、私はジェッツの明るい未来しか想像しておりませんでした。
(´д`lll)
そしてダーノルドのシーズン開幕戦がやってきました。
なんと1プレー目でPICK6を喰らうミスを犯しますが、その後はコントロールを立て直してライオンズ相手に48-17という久々の大量得点で絶好のスタートを切ります。
しかし、その後はお約束の連敗地獄。PICK6を献上しまくったあげくにWeek09終了後に足のねん挫し、先発をQB”ジョシュ・マッカウン”に交代。ダーノルドのルーキーイヤーは13試合出場でジェッツの成績は4勝12敗で終わりました。
期待ダーノルド2年目は開、幕戦で敗れた上に伝染性単核球症により当分の間、欠場を余儀なくされました。
その間の代打QB”トレバー・シーミアン”もダメすぎた上に負傷して役に立たず。ダーノルドはWeek06で復帰するも、この年もダーノルドは13試合出場、ジェッツは7勝9敗で終わります。
ダーノルド、3度目の正直の3年目!!が、一番ひどくて開幕4連敗のうえにWeek04で肩を捻挫して離脱!
復帰するも、このシーズンは12試合に出場してジェッツは2勝14敗という近年最悪の勝率を残しました。
当然、当時のHCのアダム・ゲイズは解雇され、今シーズンから新HC”ロバート・サラー”の新体制となり、この度はダーノルドを放出して新チームを構築するわけです。
何がダメだったダーノルド?
ドラフト前の分析記事をもう1度見返すとカレッジ時代に「前半6試合で9INTという最悪な数値を残す」という点が目立ちます。
生まれ持った体格やパスの弾道にはドラ1QBの資格を感じますが、プレッシャーがかかると勝負を急いだり冷静にスローできずコントロールが乱れる性格が悪かったのです。
途中で「ムリ投げせずに投げ捨てる」という選択肢も視野に入れるようになりましたが、ターンボールすぎて敵にドストライクに投げるところは治っていません。
これはダーノルドの責任でなく、脆弱なOLと有力なWRがいなかったチームの責任でもあります。
とはいえ、3年いて1シーズンもフル出場した事がないケガや病気への耐性の無さは、どうしようもありません。
ジェッツファンはガラスの貴公子”チャド・ペニントン”で悔しい思いをしているだけに、もうダーノルドに期待は出来ないと思います。
今回のトレードは、ポテンシャルはあるダーノルドにとっても良かったと思います。コーチや環境が変わる事で彼の眠っている力が引き出される可能性があるでしょう。
このままジェッツに居ても、正直なところ良くなるとは思えませんでした。幸いNFCのパンサーズに行ってくれたので、彼を素直に応援することができます。
しっかし、ジェッツのドラフトの下手さは何とかならんのかねぇ。ドラ1は以下の画像のとおり直近の2年の選手しか残っていません。
2012年DE”クイントン・コプルス”もダメダメだったし、2013年のCB”ディー・ミリナー”は何回プレーできたのか?
2017年のS”ジャマール・アダムス”は久々の大当たりでしたが、チームが弱すぎて契約を嫌がり、シーホークスにトレードすることになりました。当たりを引いても残らないって、どうすりゃいいの?
今回のドラフトは1巡を2つ持っているので、2008年のQB”マーク・サンチェス”&TE”ダスティン・ケラー”のような有力なコンビが誕生することに期待します。
不運ですけど病気、怪我が多かったですね。ベイカーと比べるとタフネスが欠けていたような印象です。まだまだ若いですしCARで頑張って欲しいですね。
ちなみに私も2018の上位QBの中では臭いを感じてました。USC出身もそうですが、個人的にはサムが気になってました。奇しくも故障が目立ってしまいました