ジェッツはドラフト下手です

 NFLドラフト2021 [日本時間4月30日 午前9:00開始]が近づいてまいりました。

毎度ながら、私は直前までモックドラフトを見ません。なぜなら無駄だから。

たとえモックドラフトを直前に見ても実際は結果が全然違ったりします。しかしながら、その予想外の動きが面白いからこそ 事前にあれこれ予想するのが楽しいのかもしれません。

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ジェッツの1巡目予想を見ておこう

もはやドラフトまで1週間内なのでジェッツのトレードダウンは無さそうです。現時点の順位は当日まで動かないでしょう。

ジェッツの1巡目のPICKは・・

全体2位

全体23位

の2回となっています。

全体2位の理由は昨シーズン2勝のため。ジャガーズとのケツレースは熱かったですね。

そして全体23位はS”ジャマール・アダムス”をシーホークスにトレードし、その代償にもらいました。これでアダムス以上の逸材が取れれば問題なしです。

 

では、CBSより全体2位周りの有識者の最新のモックを見て見ましょう。

 

全体1位と全体2位はもはや鉄板です。ジェッツが全体2位で獲得するのは・・

ザック・ウィルソン(Zach Wilson) from ブリンガムヤング大学

ここで飛び出すのが、ご存知「ドラフト本」。いやー、もう面倒な英語を訳して読む必要が無いのですね。便利便利。

ドラフト本よりウィルソン君の特徴と有馬さんの評価の一部をかいつまんで紹介しますと、

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身長191㎝・体重95キロ

かつての「QB製造工場」BYU久々の傑作。19歳2か月で、大学史上最年少の先発QBとなった。

強肩、機動力に加えて大試合に強い。ヘアバンドを愛用する姿は大先輩ジム・マクマーンを思い出させるが、手本にしてるのはジョー・バロウ(現ベンガルズ)。

 

スローイングについては極めて理想的。投球時の指導からボールのリリースまでに要する時間はNFトップクラスだと言える。

下半身が地面から受ける大きな力を瞬発的に指先まで伝えるメカニズムが完成している。その姿はトム・ブレイディに似ている部分がある。

 

プレイアクションやランパス・オプションなど、多種のオフェンススキームにおいて、常にベストエフォートで実現させている。また華麗なポケットワークが身についているため、一つ一つのプレーを成功に導くためのチャンスを最大化させられる。

体軸が安定したランニングフォームは上下動が少なく、瞬時のスムーズな加速につながっている。この部分はトム・ブレイディと大きく違っている。

チームメイトと共にサイドラインでエキサイトするシーンや、身を呈してゲインを取りにいく姿勢は純粋にフットボールを楽しんでいるように見られ、周囲の誰に対しても好影響を与えているはずだ。

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・・おいおい、やべーのがジェッツに来るよ。比較対象がブレイディ様だぜぇ。しかも弱点らしい弱点がない。

全体1位のトレバー・ローレンスの評価には「テクニカルの部分ではいくつかの心配事がある」「フィニッシュ姿勢は、足元に大きなけがを負う危険性を招く」とかけっこうコキ下ろしているのに、すげーぜザック君!

(※あくまで、有馬さん評価上です)

 

ゆえに心配事なのが、全体1位のジャガーズがローレンスでなくザック君を獲得するという未来。

実際に2018年ドラフトの時、モックドラフトでは全体1位のブラウンズが”サム・ダーノルド”を獲得すると大方は予想していたのに、ブラウンズは”ベイカー・メイフィールド”を獲得し、これが現在のブラウンズの躍進に繋がっています。
(そして、ダーノルドに関しては・・、語るのも辛いので割愛)

 

なので、全体1位でザック君を取られると、ジェッツはローレンスを獲得するしかないのです。

↓もしも、こいつがジェッツに来ると、鬱になりそうだぜ。(酷い)

とにかく全体2位はモックどおりで頼みます!!!

 

そして予想が難しい全体23位。その周辺の予想も見てみましょう。

予想が集中し4人中3人が

CBグレッグ・ニューサムⅡ(Greg Newsome Ⅱ) from ノースウェスタン大

の獲得を予想。

こやつに関してもドラフト本から解説を拝借します。

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身長185cm・体重86キロ

3月のプロデイ(大学別の測定・実議会)で、40ヤード4秒3台を記録した。

昨季はオールBig10.スタッツは平凡だが、彼のサイドにパスを投げないから。

1シーズンで12回しかパスを成功させていない。

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23位なので、ドラフト本での紹介が後ろの白黒のページになりますが、対戦相手が彼を警戒しすぎてデータが乏しくなるぐらい恐怖の存在です。

しかし、試合数が2018年6試合、2019年9試合、2020年6試合と少ないのが非常に気になります。

 

かつてジェッツがドラ1で獲得したCBといえば、今でも伝説のシャットダウンコーナーとして語り継がれる

ダレル・リービス!!(2007年全体14位)

ダレル・リービス レビス リーヴィス リービスアイランド

 

そして、真逆の伝説のバストとして語り継がれる

ディー・ミリナー(2013年全体9位)

 

とにかくリービス以降はドラ2以下でもCBをPICKして当たりなし。今シーズンこそダイヤの原石を引きあてたいものです。

 

 

ついでに1人だけ選んだDE”アジーズ・オジュラリ”(Azeez Ojulari) from ジョージア大もチェック。

 

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身長191㎝・体重109キロ

118タックル、11サックという驚異的な活躍をみせていた高校最終学年の途中で膝十じん帯を断裂した。

しかし、ジョージア大から奨学金は取り消されず、入学後、想定よりも早く回復し、期待通りの活躍を見せた。

策ねんは9.5サック、4ファンブルフォースとビッグプレーを連発した。

両親ともにナイジェリア出身。高祖父(祖父の祖父)は旧ナイジェリア、イバダン王国の王だった。

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・・たまたま見たら、何気に凄いことが書いてました。

なんと、亡国王家の血筋を引くというインパクトがありすぎな経歴の持ち主です。

 

 

いやー、それにしてもドラフト本素晴らしいです。いままで経歴などを海外サイトから参考にしていましたが英語が難しく時間がかかっていたので、今回は楽です。

1000円ちょっとでこの情報量。改めて本を作るのって大変な作業なんだと実感します。

まだ持っていない君はドラフトまで急いでGETだ!!まだ間に合うぞ!!(何気にCM)