これが現NFC第2シードの強さか!

12月に入り、レギュラーシーズンも残り6週。

この佳境に来て次の相手はNFC北のダントツ首位かつ第2シードのバイキングス。

バイキングスの新HC”ケビン・オコネル”はかつて、選手時代にジェッツに所属していたこともあり、まさかHCとなってジェッツの前に立ちはだかるとは思ってもいませんでした。

選手としては全く活躍できませんでしたが、HCとしての才能があったようです。

そんな事はさておき、いざ勝負!

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
ジェッツ 3 3 6 10 22
ヴァイキングス 3 17 0 7 27

オフェンス

先発QBは前回に引き続き”マイク・ホワイト”。

バイキングスの厳しいカバーとパスラッシュに苦戦し、ファーストドライブからパスは正確なれどレシーバーが弾いたボールをINTされる最悪のスタートを切ります。

 

その後もランとショートパスを中心にFGレンジまでは進めるも、TDを取ることなくFGを積み重ねる事しかできません。

レシーバーがガチガチにカバーされてスキはなし。ジェットモーションやWR”ギャレット・ウィルソン”のパスなどあらゆる奇策も通用しません。

WR”ギャレット・ウィルソン”のビッグプレーが出ようが、TDまでは許さない堅守です。

 

まさに「曲がっても折れぬディフェンス」というやつですね。

 

バイキングスはドラ1とドラ2でDBを取ったので、「さすがドラフト上位は手ごわいな」と思ったら、バイキングスのドラ1のS”ルイス・シネ”とドラ2のCB”アンドリュー・ブースJr”の二人は既にIR入りしており、バイキングスの層の厚さとDCの良さを垣間見ました。

 

加えてOLがちょっと頼りなかった。

ホワイトが1サックで済んだのは彼の早投げのおかげでしょう。そのため、パス精度が前回より少し落ちましたが、それでもQB”ザック・ウィルソン”よりはかなり上です。

ザックなら半分以上は投げ捨てていたでしょう。そのぐらいラッシュとパスカバーは厳しいものでした。

 

第4Qまでに5本のFGで15点を積んで、やっとTDを決めれたのは残り8分。

ホワイトを強引にエンドゾーンに押し込んでTD。こうでもしないとTDが取れないほどバイキングスのレッドゾーンディフェンスはガッチガチのコッチコチでした。

 

ラスト5分半から5点を差を追うドライブでは、4thDown10ydの決死のギャンブルをWR”コーリー・デイビス”に通して一気にレッドゾーン入り。

 

このドライブで敵陣1ydまで進んでもTDは取れず、ギャンブルのパスにWR”ブラクストン・ベリオス”が惜しくもレシーブできずターンオーバー!

正直、ランではロスしていないのだから全部ランでゴリ押すべきだったと思います。

これまでレッドゾーンで上手くいってないパスを選択したプレーコールに疑念が残りました。

 

バイキングスのランを全部止めてタイムアウトを使い切り、残り1:30。

ラストチャンスが回ってきて、WR”ギャレット・ウィルソン”のロングで敵陣19ydまで進み「まだ逆転勝利イケる!!」と、思いましたが、もうエンドゾーンに投げるしかないギャンブルの状況にて、INTされて試合終了です。

QB”マイク・ホワイト”のスタッツは、パス31/57回369yd獲得、0TD、2INT。ランで1TD。

 

レシーブTOPは、やはりWR”ギャレット・ウィルソン”で8レシーブ162yd獲得の活躍。次にWR”コーリー・デイビス”が85yd獲得。

WR”ギャレット・ウィルソン”は今シーズン、トータル790ydレシーブしており、このペースでいくとレギュラーシーズン1000ydを超えます。

ジェッツのルーキーでレシーブ1000yd越えは初の快挙になります。

 

ランでは先週からロースターに昇格したRB”ゾノバン・ナイト”がロングゲインを見せて計90ydを稼いで、またも活躍。

RB”ブリース・ホール”が抜けた穴を埋める成長を見せています。

ディフェンス

序盤にCB”D.J・リード”とCB”ソース・ガードナー”がホールディングを取られて「今日の審判はいつもの疑惑のD#を許してくれないのか!?」とビビるも、その後は反則なし。

 

しかしながらS”ジョーダン・ホワイトヘッド”のWR”ジャスティン・ジェファーソン”へのタックルにアンネセサリー・ラフネスを取られたのは、いただけません。

二人同時に止めに行って、片方が止めた直後に片方が接触したらアンネ?悪意の無い自然なプレーに「不用意な暴力行為」という名前の反則を取られるのはどうかと思います。

 

バイキングスのエースWR”ジャスティン・ジェファーソン”はかなり厄介で、どんなパスもボールが手に吸い付くようにレシーブする卓越したレシーブ力があります。

しかしながら、試合中はかなりレシーブされた印象を持ったものの、試合後にスタッツを見ると45ydしかレシーブをしていませんでした。

それほど要所となる所で活躍を見せたのでしょう。

 

特に第2Qに一気に2TDを取られたのが致命的でした。モメンタムの勢いのった感じです。

 

しかし、その間もジェッツのパスラッシュはガンガンQB”カーク・カズンズ”にヒットして、第2Qの終盤にカズンズが苦悶の表情を見せます。サイドラインに戻って、ベンチでもうなだれている様子にはニンマリしました。
( ( ´艸`)悪魔かよ)

特にDE”クイネン・ウィリアムズ”が1サックやQBヒットは効いてました。

 

パスラッシュでカズンズのパスを狂わせる事に成功するのですが、バイキングスOLの最後の頑張りで第4QにWR”アダム・シーレン”へのロングから逃げ切りのTDを取られたのも痛かったです。

 

QB”カーク・カズンズ”のスタッツはパ21/35回173yd獲得、1TD,0INT。

パスを200yd以下に抑えましたが、RB”ダルビン・クック”にラン86yd、1TDとやられています。

 

カズンズに関してはドラフトでRG3と共にワシントンに獲得されたころから能力のあるQBと思っていましたが、ここまで生き残れるQBとは思っていませんでした。

この先、プレーオフをどこまで勝ち上がってエリートQBの仲間入りできるのか、気になるところです。

スペシャルチーム

今日は大活躍のスペシャルチーム。

K”グレッグ・ズーライン”が60ydの超ロングを含めて5本のFGを成功。

ズーラインのおかげで接戦を演じることができました。

 

WR”ブラクストン・ベリオス”は15ydのリターンを見せる活躍です。

総評

負けはしたもののQB”マイク・ホワイト”は合格点です。レシーバー陣の力が不足のためにINTや落球によるパス失敗のシーンもありました。

 

考えようによっては残り6試合を全勝するハズは無いので、どこかで負けるとしたらこの試合で良かったのでしょう。ワイルドカード争いと関係ないNFCですし。

何度もチャンスがありながら決めきれなかったのは残念ですが、これほど強いチームを最後まで追い詰める接戦を演じた事は、ホワイトにとって自信と経験になったと思います。

 

さて、次回こそ負けられない本当にビルズ戦。ビルズは今週勝利して単独首位に躍り出ました。

現在、ジェッツとは2勝差の開きがありますが、ジェッツは1度ビルズに勝利しているので次回勝利するとスィープ。つまり勝率が並んだ場合ジェッツが上になり、首位争いがかなり有利になります。

今こそ真ジェッツの力を見せてやりましょう。