瀕死ラスト1秒

最強イーグルスに勝利し、バイウィーク明けの次の相手は同居人のジャイアンツ

ハッキリ言って勝って当たり前の試合だと思っていましたが、他のスポーツ以上に戦力以外の要素が勝敗に絡んでくるNFLに絶対はありません。

 

予想外の大苦戦で瀕死にまで追い込まれる死闘となりました。

加えて、スタジアムの観客にとって天候も内容も地獄だったでしょう。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

OT

TOTAL

ジェッツ

7

0

0

3

3

13

ジャイアンツ

3

0

7

0

0

10

試合の前に

ハロウィンということで、”ジャーメイン・ジョンソン”、”ブライス・ハフ”、”ウィル・マクドナルド”の主力のパスラッシャーたちが漫画ナルトの暁のメンバーのコスプレでスタジアムに登場しました。

 

以前にRB”ジャマール・ウィリアムズ”のアニメ好きっぷりを紹介しましたが、海外のナルト人気はかなりのものです。

オフェンス

まず、ロジャースがインカムをつけてサイドラインに居ました。

徐々にフィールドに近づいていますね。もうロースターに登録していいんじゃない?

 

 

で、試合の方ですが、コンディションが大雨でオフェンスが難しい状況になります。

加えてジェッツのOLの先発が以下のとおり

LT:メカイ・ベクトン
LG:ランケン・トムリンソン
C:コナー・マガバン
RG:ウェス・シュヴァイツァー
RT::マックス・ミッチェル

→RG”ジョー・ティップマン”がOUTとなり”ウェス・シュバイツァー”が先発。

RTは”アライジャ・ベラタッカー”がシーズンエンドで”マックス・ミッチェル”が代役を担います。

 

本来の先発メンバーからかなり弱体化してる上に、さらに第2QにC”コナー・マガバン”が負傷によりOUT。

続いて代役の”ウェス・シュバイツアー”までOUTする最悪な事態になります。

 

大雨のうえにOL崩壊でQB”ザック・ウィルソン”がジャイアンツのパスラッシュに常にさらされパフォーマンスが著しく低下。

 

さらに悪いのがCを出来る人が2人も不在になり、急遽Cに入ったのがG”ザビエル・ニューマン”でした。

彼は2022年のドラフト外でタイタンズが獲得したGであり、ジェッツでは先日PSから上げたばかりの選手で、本職はGでありCの経験はカレッジ時代に1試合だけです。

 

急造Cなので、QB”ザック・ウィルソン”が横むいてる時にスナップしてファンブルロストするわ、ハイスナップで後逸しそうになるわとスナップから苦戦を強いられました。

 

 

頼みのランも全く出ず、唯一TDを決めたのが第1QでRB”ブリース・ホール”のチェックダウンからのランだけです。

 

ラッキーパンチ!?

 

“ザック・ウィルソン”の動きの悪さに加え、3rdDown-1ydで何度もQB”ザック・ウィルソン”にパスを投げさせ失敗するプレーコールも悪かったでしょう。

OLがDLに負けている状況で気持ちは分かりますが、大雨の中でザック君に何度もパスを投げさせるよりスニークさせるほうが正解だったと思います。

 

 

そんなこんなでQB”ザック・ウィルソン”のファンブルロストやD#の反則を起点にジャイアンツに得点され、残り28秒で7-10。ジェッツ3点のビハインド。

ジャイアンツが残り28秒で敵陣19ydまで進みトドメとなるFGを蹴るのですが、なんとこれがハズレて、ジェッツに自陣25yd・タイムアウト0・残り24秒という死にかけの状態でオフェンスが回ってきます。

 

ここからがスゴかった

WR”ギャレット・ウィルソン”へのロングパス!

 

またも足先をギリギリ残すレシーブ!!

ジャイアンツがチャレンジしますが、キャッチ成功の判定は覆らずファーストダウン更新!

 

続けて、WR”アレン・ラザード”へのパスでFGレンジへ!

ダウンした時点で残り8秒!!

わぁぁぁあ~~スパイクぅ~~
(((((((ι゚д゚;)アワワワ

 

以前に前半終了まぎわにスパイクが間に合わずFGを蹴り損ねたトラウマが蘇るものの、ギリギリのスパイクで残り1秒!!

簡単なFGを決めて、瀕死の状態から延長戦に突入しました。

 

延長戦は先行をジャイアンツに取られるもきっちり止めて、ジェッツのターン!

 

またこの男がやってくれます、WR”ギャレット・ウィルソン”

3rdDown&10ydを更新!

 

勝負を決めたのがジャイアンツCB”アドリー・ジャクソン”の凄いパスインターフェア!

ボールなんて見もせず、レシーバーにフライングボディアタックです!

 

ここからFGを決めてジェッツは奇跡の逆転勝ちを収めました。

 

“ザック・ウィルソン”のスタッツがパス17/36回240yd獲得、1TD、2ファンブルロスト。

最後に一気に獲得ヤードを稼いだだけで全編オフェンス進んでおりません。

 

頼みのランもQB”ザック・ウィルソン”の25ydが最長という酷いありさまでした。

それもこれもOL大崩壊の影響が大きいです。

来週までに立て直せるのかが心配ですね。

ディフェンス

まずジャイアンツQBのスタッツを見てください。

ウソみたいですが、これが公式戦1試合のQBのスタッツなのです。

ジェッツのCBがフル稼働すると、ジャイアンツは足に頼るのみ。

 

さらに第2QにQB”タイロッド・テイラー”が負傷し、残るQBは2023年ドラフト外のQB“トミー・デイビット”のみとなります。

パスはハイリスクと判断して、もはやRB”セイクワン・バークリー”のハンドオフマシンとなる史上最悪のオフェンスを展開しました。

 

そんなオフェンスでも、第2QにQB”ザック・ウィルソン”のファンブルロストを起点にFGを決め、RB”セイクワン・バークリー”のロングゲインとジェッツの反則連発で得た3rdDown&ゴールにて、QBランでTDを奪われて最後までリードされる展開でした。

 

 

ジャイアンツO#に脅威は無いものの、ジェッツは反則9回85yd罰退と審判にかなり苦しめられました。

 

本当に勝って良かったです。

こんなQBスタッツ相手に負けたら、また伝説になりますよ。

D#チーム、お疲れさまでした。

スペシャルチーム

勝敗を分けた、というかジャイアンツの戦犯者はK”グラハム・ガノ”でしょう。

2度も簡単なFGを外しました。

特にラスト28秒の35ydFGを決められていたらジェッツに勝利は無かったでしょう。

ありがとう!

 

 

逆にジェッツはP”トーマス・モーステッド”のパントが神がかっていました。

4回の20yd内のうち3回は敵陣2,3ydです。

バウンドしたらバックスピンで前には転がらずその場で止まるというエぐいパントを連発して、本人にもめっちゃ興奮してました。

 

この悪いポジションを与えるのもジェッツの勝利に大きく貢献しました。

 

総評

多くの観客は試合終了前にジェッツの敗北を確信して帰ったでしょう。

だって、ジャイアンツの勝率が99.9%まで行ったんですよ。

 

私も死んだ魚のような目で試合を見ていましたから、最後の急展開には「キャ~~」となりました。

 

酷い試合でしたが、この状況から勝利できたQB”ザック・ウィルソン”に勝利を呼び込むツキが出てきたと感じます。

 

さて、4連勝を狙いたい次の相手はマンデーナイトにてチャージャーズと対決。

OLの状態の悪さから勝利は難しいと思いますが、ザック君のツキを信じたいと思います。