総評

まぁ、ご存知のとおり安全のためキックオフなし、ブリッツなしといったガチとは程遠いルールなので、真剣には見れず。 安全のためのルールは良しとしても、毎Qで2ミニッツがあって攻守交替というルールは不要だと思います。

 

そんな「揺るボウル」でも光るヤツは光る。チーム・アービンの先発QB”ラッセル・ウィルソン”が3TD決めるハイパフォーマンスを見せました。

パスの内容も相手DB二人の間を通したり、ビタビタにカバーされてるレシーバーにはレシーバーしか届かない所にリードパスを的確に投げるなど、レシーバーを瞬時に数人見てる上にコントロールも鬼がかってました。もちろん、パスラッシュから逃げて時間作るスピードも健在。

しかも共に練習を積んだシーホークスのレシーバーでなく、即席チームのレシーバー相手にというのが、彼の適応能力の高さでしょう。

 

他にシーホークスのメンツではCB”リチャード・シャーマン”が、後方からターゲットの前に瞬時に入る超スピードを見せるD#以外にも、O#にも参加してリバースプレーからフィールドを逃げ回るプロボウルならではのプレーを披露し、盛り上げました。

この二人がいる限り、シーホークスは来シーズンもプレーオフの台風の目となりそうです。

 

あと、QBではレイダースの”デレク・カー”が、2INTを記録ながらも、いいパフォーマンスを見せ、来シーズンの活躍も期待させました。

とくに普段は憎っくき同地区のライバルであるチーフスのTE”トラビス・ケルシー”へTDパスを決めたシーンでは、レイダースとチーフスのヘルメットが抱き合って喜ぶシーンがなかなかカオスで、これもプロボウルという感じです。

まぁ、JETSとパッツが抱き合って喜ぶとか、無いんでしょうけどね。

 

パッツと言えば、この試合はプロボウルに選出されながらも、スーパーボウルに出場する14名が欠場となるのは当然として、多数選出されているパッツの選手が一人も参加しませんでした。

負けてショックなのは分かるけど、チーム全員でボイコットするのは、応援してくれるファンにちょっと失礼じゃないかな~~、とは思いますね。
(来シーズンに向けて、まずはネガキャンでパッツを攻めるぜ!)

 

そんな新時代のQB達と比較して、SBを2度制覇した大先輩イーライの悪さが際立ちましたね。特にウィルソンと違って、パスラッシュが漏れると直ぐに捕まる機動力の無さ。来シーズンは初めてコフリン以外のHCの下でプレーすることになるのですが、それがどのように影響するかも気になるところです。

ついでに、ビルズQB”タイロッド・テイラー”の3INTはプロボウルとはいえ、チームが次期QBに迷う中でマズかったのではないでしょうか。

 

2016_probowl1-rs

MVPはやはりQB”ラッセル・ウィルソン”。彼が世に出てきた時は、元ジャガーズの”デビット・ガラード”みたいなものだと思ってましたが毎年、性能がUPしています。

今シーズンも前半にパンサーズに大量リードを許し敗北するものの、最後は1ポゼッション差まで詰める爆発力を見せましたね。彼がいる限り、当分シーホークスは安泰でしょう。

 

2016_probowl2_jets-rs

 

 JETSからは7度目のプロボウル男”ニック・マンゴールド”と、RB”クリス・アイボリー”が参加。

 DE”モハメド・ウィルカーソン”は最終戦で負傷したため、欠場。WR”ブランドン・マーシャル”とCB”ダレル・リーヴィス”も欠場です。

来シーズンこそプレーオフ進出、頼むぞ!!