気にならないこそ最高技術
知識の泉「そうだったのか!」の時間です。
今回はNFLのTV中継における技術に関連する面白い記事を見つけましたので、報告いたします。
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TV中継時に表示されるラインの謎
NFLのTV中継時にスクリメージラインを示す青い線や、ファーストダウンの場所を示す黄色い線が映し出されます。
接戦の時にはキッカーのFGレンジを赤い線で表示し、これらの線はNFLのTV中継では当たり前になっているのですが、本当にフィールドに線が引いてるかのように選手の上には重なりません。よく考えると不思議です。
ちなみに、以下の画像のようにフィールドでレーザー光線を出してるわけではありません。
この疑問を解決する動画がYoutubeにUPされています。
知的なメガネなお姉さんの牛のような鼻ピアスが気になるのはさておき、この動画ではNFLのスポーツ中継における高い技術を説明しています。
基本として、スコアや選手の情報などを画面上に表示するCGは、画面に重ねるだけなので簡単です。
しかし、フィールド上のCGの線は選手と重なると選手の下になる必要があります。
まるで本当にそこに線が引かれているような錯覚を起こすレベルで線が引かれ、初めてTV中継を見た人は実際に黄色い線があるのだと思い込みます。
では、どうやってこの不思議な線を作っているのか?
それは、CG制作会社がシーズン前から全スタジアムのフィールドの3次元測定を開始し、あらゆる場所の計算モデルを構築します。
一見、平たんに見えるフィールドでも起伏があったり、それぞれ違うのです。
そして試合では、テレビカメラに位置関係を計測するセンサーがついており、ファーストダウンの位置の場所が分かればコンピューターの計算によって、そこに自然な線を引く事ができるのです。
そして問題である選手やボール、地面より上にあるものが重なった時に線が下になる理由。
それもコンピューターの計算により、緑や茶色などフィールド上にある色だけを置き換える処理が施されているのです!
なので人間がそのラインの上に乗ると、CGは線に置き換えないのです。
すげー!!
( ゚∀゚)o彡゜
しかし!ここでまたも疑問が浮上します。じゃあ、ジェッツやイーグルスなどフィールドの色と同じ緑ジャージのチームはどうするのか?
これもコンピューターの計算により、そのフィールドの色とジャージの色の差の細かいレベルまで識別し、見事に被らないように処理しているのです。
文章で説明すると簡単に思えるのですが、CG会社は各フィールドやチームによって毎回細かく設定する必要があり、これが非常に難しい作業とのことです。
一部のアルゴリズムでは動いているものを重ねない処理をしつつも、ずっとCGの線の上に載っている選手を重ねないなど複雑な計算もやっております。
いずれにしても毎回TV中継で見ているコンマ30秒の映像には、私たちが気にならない高いレベルで常に複雑なCG処理の計算が施されているのです。
これまでのお話は以下のインタビューサイトに掲載されていたのですが、元ネタは翻訳が下手なのか分かりづらいので、重要な点だけ把握してお届けしました。
参考:ログミー「なぜアメフトの「ファーストダウンライン」は選手に重なって表示されないのか? スポーツ中継をサポートする映像技術の世界」
ブルーバック合成(クロマキー)の技術を使っていると聞きましたが、こうなっていたんですね。
Chay K.さん>
クロマキーといっても、緑一色の背景にかぶせるのではなく、屋外のフィールドですからレベルは相当高いと思います。
もうCGでなんでもできそうです。