納得いかん

前回の「【放談】日大フェニックスのレイトヒット、超危険ラフプレーが話題に 」の続きです。

私は本来、コメントに対して返答するのですが、コメントの多さと返答の難しさにあえてコメントへの返答は控えさせて頂きました。すみません。

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日大フェニックスが公式サイトにて事件に対する見解を掲載

日大も反響の大きさからさすがに無視することができなくなり、日本大学アメリカンフットボール、日大フェニックスの公式サイトにて事件に関する見解が掲載されました。

本学選手による試合中の重大な反則行為について

 

日大フェニックス公式サイトの発表内容は、

 

 

本学選手による試合中の重大な反則行為について

 5月6日に行われた本学と関西学院大学の定期戦において,本学選手による反則行為により大きな混乱を招き,関西学院大学の選手・関係者の皆さま,関東学生アメリカンフットボール連盟,また国内外のアメリカンフットボールファンの方々に多大な御迷惑と御心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
 今回の事態を厳重に受け止め,今後はこのようなことがないよう,これまで以上に学生と真摯に向き合い指導を徹底してまいります。このたびのこと,重ねてお詫び申し上げます。
 
日本大学アメリカンフットボール部

 

とのこと。特にコーチや選手に対しての処分は掲載されておりませんでした。

 

 

しかしながら、「関東学生アメリカンフットボール連盟」には、この事件に関する処分が掲載されました。

KCFA|日本大学の選手による試合中の重大な反則行為について | 一般社団法人 関東学生アメリカンフットボール連盟

 

その全文は・・

本年5月6日に行われた日本大学と関西学院大学の定期戦の第1クオーターにおいて、日本大学の選手が3度のパーソナルファウルを犯し、資格没収となる事態が発生しました。本件は、アメリカンフットボールはもとより、あらゆるスポーツにおいて順守されるべきフェアプレー精神やスポーツマンシップ精神を著しく損なうものとして、関東学生アメリカンフットボール連盟として極めて重く受け止めています。
日本大学が加盟している連盟を代表し、また試合の主催者として、本件において負傷されました関西学院大学の選手ならびに対戦相手の関西学院大学の関係者の皆さま、そして国内外のアメリカンフットボールを愛する皆さまに多大なご心配とご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

弊連盟では、5月9日に開いた理事会で本件について協議し、以下の通り決定しました。

①当該選手の1回目の行為は、その後の検証の結果、当初、試合中に審判クルーが下した「アンネセサリーラフネス(不必要な乱暴行為)」を超えるものであったことが分かり、公式規則第6章の「(無防備なプレーヤーへの)ひどいパーソナルファウル」に該当すると判断できる。よって、競技団体として、当該選手は追加的な処分の内容が確定するまでは、対外試合の出場を禁止する。
②日本大学の指導者は、スポーツマンシップに則り、公式規則を遵守し、重要な規律をプレーヤーに継続して教えねばならないとして、厳重注意とする。
③一連の反則行為につき、調査・報告を行う為に規律委員会を理事会内に設置する。

今後は上記③の通り、速やかに規律委員会を設置し、詳細な調査を行った上で最終的な対応を決定する運びです。

学生スポーツの本来の目的である学生の成長とアメリカンフットボールの発展に向けて、弊連盟として力を尽くしていく所存です。アメリカンフットボールを愛する皆さまのご理解を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
あらためまして、このたびは多大なご心配とご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。

2018年5月10日
一般社団法人 関東学生アメリカンフットボール連盟
理事長  柿澤 優二

 

処分の内容を簡単にまとめると、

  • ⓵当該選手(DL#91宮川)への追加的処分の内容が確定するまで、対外試合の出場を禁止
  • ②日本大学の指導者には、厳重注意。
  • ③一連の反則行為につき、調査・報告を行うために規律委員会を設置。

 

 

選手に関する処分は対外試合禁止以外に、まだ追加処分があるとして、問題なのは「あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」と、あのプレーを謝罪するどころか実質指示したと思われる内田監督への処分は「厳重注意」のみなのです。

 

前の記事にも書きましたが、かつてNFLでセインツのDCが勝手に選手に対して「相手を痛めつけたら報奨金を出す」という事を言ったら、それを知らなかったHC”ショーン・ペイトン”が1年も謹慎させられました。しかし、この事件はあのプレーを指示した監督が注意のみ!?

 

実際に監督が選手に「やれ」と言ったかどうかの問題でなく、選手を擁護した上に「私の責任」と言った以上、選手より責任者である監督に対する処分は厳しいものでなくてはなりません。それが責任者です。

 

事件の重大さを認識していない関東学生アメリカンフットボール連盟への理解に苦しみます。

動画で見る限り、被害にあったQBに障害が残ったり、下手したら死んでいたかもしれないルールから大きく逸脱した行為であることは明白。

個人的に選手に対する追加処分での「しっぽ切り」で無く、このイカれた監督に対する追加処分を求めたいところです。

以下の記事に続きます。

関学大 鳥内監督
当然の怒り 連日お届けしている日大フェニックスによるルールを超えたラフプレーに関する問題。 被害を受けた関学大の鳥内秀晃監督が会見を開きました。