2017-2018シーズン
MC:オードリー&久野静香(くのしずか)[日本テレビアナウンサー]
現地レポーター:小池絵未
2年連続の被害者、バッカニーズ編
2017年シーズン1回目のNFL倶楽部にて、春日は初の2年連続でバッカニアーズのQB”ジェイミー・ウィンストン”のジャージを着用。
これは予算削減のために、オフの間から着回しで済ます事を考えていた可能性が浮上する。
その理由は、バッカニアーズは開幕直前に大型ハリケーン「イルマ」の来襲により開幕戦が中止となり、その穴埋めを貴重なByeWeekに行う事が決定。
つまり、バッカニアーズは休み無しで16週間連続で試合することになったのだ。
春日は開幕前からバッカニアーズに災いをもたらしたが、それだけでは終わらない。
春日が着用しているジャージの主であるQB”ジェイミー・ウィンストン”が、これまでデビュー以来欠場が無かったにも関わらずWeek09のセインツ戦にて肩の不調を訴えてバックアップQBと交代。
その後、MRI検査で次週のWeek10の欠場を言い渡されたされ、ウィンストンはキャリア初の欠場に追い込まれたのであった。
これには、またも着用するジャージの主を不幸に陥れる「春日の呪い」が発動したのかと思われたが、QB”ジェイミー・ウィンストン”のバックアップQBというのが”ライアン・フィッツパトリック”であり、彼には長年に渡り「どのチームに入っても先発QBの座を奪う」という呪いなのか完全犯罪なのかよく分からない能力があるのだ。
果てしてウィンストンに降りかかった災いは「春日の呪い」なのか「フィッツパトリックの能力」であるのかは、定かではない。
なにわともあれ、バッカニアーズは所属するNFC南の他3チームが全てプレーオフに出場するほどのリーグ1の激戦区となり、早々に敗退。
我々は今シーズンも春日の恐ろしさを目の当たりにするのであった。
イーグルス絶望編
バッカニアーズが完全にシーズンエンドになる前からイーグルスに目をつける春日。
今シーズンのイーグルスは、昨年ドラフト全体2位のQB”カーソン・ウェンツ”が絶好調で、快進撃を続けていたのだ。
春日はさっそくイーグルスに乗り換えるべく”カーソン・ウェンツ”のジャージを発注するも、そのジャージは現地でも人気があり、なかなか春日の手元には届かなかった。
そして、春日の手元にジャージが届いたWeek13、快進撃を誇っていたイーグルスはシーホークスに敗北。
そして”カーソン・ウェンツ”のジャージを着用して初めて番組に出た翌週のWeek14のイーグルスvsラムズ戦、ここでNFL史に残る悲劇が起きたのだ。
なんと、QB”カーソン・ウェンツ”が試合中に左ひざACL(前十字靭帯)の断裂の重症を負い、シーズンエンドとなったのだ。
ジャージを着用した途端その選手をシーズンエンドに追い込むという、恐ろしく即効性のある呪いに、日本のNFLファンは震えた。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
イーグルスは既にほぼプレーオフ出場を手に入れていたが、ここからプレーオフにかけてさらに戦いは激化する状況において、チームをこれまで牽引してきたウェンツを失うことはもはや絶望でしかない。
代わりを担うのは、かつてイーグルスをプレーオフに導く活躍をみせたものの、その後は成績が低下し、他のチームに移籍した後に4年ぶりにイーグルスに帰ってきたQB”ニック・フォールズ”。
イーグルスは彼に全てを賭け、一発勝負のサバイバルトーナメント戦「プレーオフ」に挑むのであった。
アンダードッグを乗り越えろ!イーグルス編
イーグルスは第1シードでプレーオフに進出するも、下馬評で不利とされる「アンダードッグ」のレッテルを貼られる。
その理由は当然、春日の呪いによってエースQB”カーソン・ウェンツ”抜きで戦わなければならないからだ。
1回戦が免除されたイーグルスのプレーオフ初戦の相手は、昨シーズンはスーパーボウルに出場したファルコンズ。
ファルコンズのプレーオフにおける経験値はイーグルスのはるか上、かつ、ファルコンズQB”マット・ライアン”の実績はイーグルスQB”ニック・フォールズ”とは比較にならない強敵であった。
しかし、試合はイーグルスのD#がファルコンズを後半無得点に抑える活躍を見せる。
QB”ニック・フォールズ”も徐々に調子を上げ「ラン・パス・オプション」を駆使して、難敵ファルコンズを撃破するのであった。
NFCチャンピオンシップでは、バイキングスと対戦。
QB”ニック・フォールズ”はファルコンズ戦とはうって変わって序盤から落ち着いており、素晴らしい活躍で前半でバイキングスに大差をつける。
後半に入ってもバイキングスを圧倒し続け、イーグルスはバイキングスに大勝し、スーパーボウル出場の切符を手に入れるのであった。
運命のスーパーボウル、史上最大の呪い合戦編
いよいよイーグルスはスーパーボウルにて、リーグ最強の軍団”ペイトリオッツ”と対戦することになった。
イーグルスにかけられた「春日の呪い」はQB”カーソン・ウェンツ”の犠牲により終わったように思われた。しかし、そう簡単に「春日の呪い」が終わるハズは無かった。
オードリーは例年の如くスーパーボウルの開催地であるミネソタに飛び、日テレの放送席に陣取るのだが、その時の春日のジャージがウェンツの「11」からフォールズの「9」に変わっていたのであった!
!∑(゜ Д゜)
ウェンツのみならず、蛇のように執念深くフォールズまでも呪おうとする春日。一体、イーグルスに何の恨みがあるのであろう。あな恐ろしや。
しかし、イーグルスは春日の呪いには負けなかった。
NFL史に残るペイトリオッツとの激戦を繰り広げた末にイーグルスは勝利し、チーム初のスーパーボウル制覇を達成したのであった。
イーグルスが春日の呪いに打ち勝った理由は、ペイトリオッツにはさらに強力な呪いが2つもかけられていた事が考えられる。
1つはペイトリオッツQB”トム・ブレイディ”にかけられた有名なマッデンの呪い。
もう1つはシーズンMVPになるとスーパーボウルを制覇できないという呪い(ジンクス)。そう、シーズンMVPはペイトリオッツのQB”トム・ブレイディ”だったからだ。
これらの2つの呪いがブレイディにかけられため、それが春日の呪いの威力を上回り、イーグルスは春日の呪いの直撃を受けても勝てたと思われる。
もしも、ブレイディがシーズンMVPでなければ、我々は違う未来を見ていただろう。
ちなみに、昨シーズンはペイトリオッツ、今シーズンはイーグルスに移籍して個人でスーパーボウル2連覇を達成したRB”ルギャレット・ブラント”は、昨シーズンのスーパーボウル終了後に春日のギャグ「鬼瓦」を気に入り、禁断の「おかわり」してしまったのだ。
普通ならば、彼に不幸が訪れるハズが逆にスーパーボウルを2連覇するという、これ以上ない幸運が訪れた事に関しては、謎が深まる結果となった。
今回のスーパーボウル終了後にも春日はブラントの元に訪れる。ブラントの方も春日の事を覚えており、春日は貴重なサインのおねだりに成功するのであった。
「春日の呪い」には、まだ人類が知らない未知の秘密があり、その全貌を解明するための私たちの旅はこれからも続くであろう。
おまけ
今年の春日のギャグ「デビルフェイス」の犠牲者は”T.Jワット”(スティーラーズ)と”タイリーク・ヒル”(チーフス)。来シーズンの活躍を期待しております。