走れ~走れ~ボートルス♪

ワイルドカードプレーオフ第3試合は、10年ぶりにプレーオフ進出のジャガーズvs18年ぶりにプレーオフ進出のビルズという、なんとも貴重なプレーオフゲームとなりました。

2チームともレギュラーシーズンの荒波を乗り越えてきた強豪のハズなのに、恐ろしく低調な試合となりました。

これもアメリカンフットボールです。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト:Youtube

2018年 1月 7日

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ビルズ

0

3

0

0

3

ジャガーズ

0

3

7

0

10

 

総評

QB”タイロッド・テイラー”&RB”ルショーン・マッコイ”の機動力が武器であるビルズにとって、敵地の試合かつランD#リーグ1位のジャガーズは相性が最悪の相手でした。

[※ジャガーズはランD#でなく、パスD#1位でした。コメントから指摘を頂きましたので訂正します。JETS狂の宴は皆様に支えられて生きております。]

さらにビルズはマッコイが最終戦で足首を捻挫して、この試合はテーピングを巻いての強行出場というハンデを背負って戦います。

 

当然、ビルズO#はジャガーズの強力なランD#の前に大苦戦するのですが、ジャガーズO#もQB”ブレイク・ボートルス”がショートはおろか、スクリーンパスすらも まともにパスできない最悪の調子で、前半戦は互いにFGを決めて3-3で折り返します。

 

この展開に変に覚醒したのがボートルス。テイラーのお株を奪うスクランブルで走りまくってO#を継続。ビルズD#の要であるS”マイカ・ハイド”がOUTした影響がモロに出て、ビルズD#はレッドゾーンへの侵入を許します。

そして、QB”ブレイク・ボートルス”がQBらしい仕事をしたのが、敵陣1ydでの4thDownギャンブル。全く信用できない本日のボートルスのパスに誰しもがジャガーズのエースRB”レナード・フォーネット”のダイブしかないと思ったでしょう。

しかし、ジャガーズのコールは中央奥へのパス!これが見事にヒットしてジャガーズが待望のTDを奪います。敵陣1ydなれど、この展開で安全にFGに行かず、さらにボートルスにパスをさせるジャガーズの覚悟。素晴らしい。

 

一方、TDを決めないと敗北になるビルズQB”タイロッド・テイラー”は第4Q残り1:43 にタックルを受けたさいに脳震とうになり、試合続行不可能となります。

このピンチに現れたのが・・・ご存知、前半5INT男のQB”ネイサン・ピーターマン”。
∑(゜ Д゜)

Nathan Peterman ネイサン・ピーターマン
こんなにダメなのは初めてだ 失速を止めるべく、先発QBを”タイロッド・テイラー”からQB”ネイサン・ピーターマン”に交代したビルズ。 しかし、その期待は大きく裏切られる事になり

この極限状態でビルズファンはピーターマンが覚醒し、TDパスを決めてくれると信じたでしょう!!しかし、結果はやっぱりインターセプト献上・・

θ_(゜∀゜ )≡ モヒョヒョヒョヒョ ヽ(A`)ノ≡ コラァァァ!! カエセヨー!!

これにて試合終了。ジャガーズが次戦、ディビジョナルプレーオフにコマを進めました。

 

ブレイク・ボートルス

ジャガーズQB”ブレイク・ボートルス”のスタッツは、パス12/23回87yd獲得1TD。

驚くべきがラン10回88ydと、ランがパスを上回りましたw。

プレーオフでQBのランがパスを上回り勝利した前例は1950年”Otto Graham”、2005年”マイケル・ヴィック”に次いで3人目ということで、名誉あるモバイルQBな記録を残したのですが、2014年ドラ1QBなのにこれはひどいです。(ヴィックは全体1位だけど)

本人は「パスの調子が悪い日だってある。」と言っておりますが、HC”ダグ・マローン”は勝利したものの当然、この状況を良くは思っておらず、次のスティーラーズ戦に暗雲が立ち込めております。

タイロッド・テイラー ルショーン・マッコイ ビルズ プレーオフ

一方、ビルズQB”タイロッド・テイラー”のスタッツはパス17/37回134yd獲得0TD、1INT。ランは7回27yd獲得。

シーズン中にも懸念されていた弱点がモロに出ました。なのでシーズン中に1回先発を下ろしてQB”ネイサン・ピーターマン”を先発で試した事も納得できます。

しかし、そのピーターマンは今日も出番が回ってくるも代名詞のINT献上で試合を終わらせ、全く期待に応えないシーズンでした。

ビルズは来シーズンQBを交代するでしょう。

 

負傷を抱えて強行出場したRB”ルショーン・マッコイ”はラン19 回75yd獲得と健闘。あと1歩でD#を全員抜けるかというシーンもありましたが、そこはジャガーズD#が1発TDを許さず、ビルズのTDは無し。

ビルズは奇跡的にプレーオフに出場したものの、来シーズンに大きな課題を残す結果となりました。