トッド・ボウルズに比べたら、誰でもマシさ!

あちこちでHCが解雇されまくり次々と新HCが誕生しておりますが、予想より早くジェッツも新HCが決定しました。

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ジェッツ17代目HCはアダム・ゲイズに決定

ジェッツは今シーズンの終了後に、低迷の元凶”トッド・ボウルズ”を解雇し、CEO”クリストファー・ジョンソン”とGM”マイク・マッカグナン”は新たなHC探しを始めました。

数人の候補と面接した結果、ジェッツがHCに選んだのは、なんと昨シーズンまで同地区のドルフィンズのHCであった”アダム・ゲイズ”だったのです。

 

当初は、元パッカーズのHC”マイク・マッカーシー”が有力だと言われていましたが、どうやらマッカーシーの2019年はHC職より家族を大事にする方向のようで、どこのHC職にも就かない事が濃厚です。

 

ジェッツのHCは長年の間、元DCでしたので、最初からHC経験がある人間が来るのは新鮮です。

さらにオフェンス畑ですから、ラムズがQB”ジャレッド・ゴフ”のために、元レッドスキンズのOC”ショーン・マクベイ”をHCに据えて大成功したように、ダーノルドとゲイズがマッチすれば、長年の悩みであったO#の向上が望めるでしょう。

 

人間的にも「どこかのムッツリ」とは違い魅力的に見え、引退したカトラーを急きょ招集できるところを見ると人望はありそうです。

 

実はこのゲイズの就任劇には、ゲイズがブロンコス時代に共に過ごした“ペイトン・マニング”が絡んでおり、マニングがジェッツのCEO”クリストファー・ジョンソン”にゲイズを推薦したところ、その翌日にHC就任が決まったとのことです。

さすが伝説の兄者の一声。

 

個人的に最初ゲイズは微妙でしたが、望んでいたOC畑だし、ドルフィンズを地区優勝に導いたし、そもそもドルフィンズの低迷の原因はタネヒルのケガのしすぎであるので、冷静に考えれば考えるほどゲイズでありだと思います。

 

ゲイズの手腕に加え、余り余ったキャップスペースとドラフト全体3位の好PICKで、ジェッツがどう生まれ変わるのか楽しみです。

アダム・ゲイズとは?

せっかくなので、”アダム・ゲイズ”についておさらい。

ゲイズは2003年にライオンズにてコーチ業を開始し、彼がブレイクしたのがブロンコス。

2012年にブロンコスのQBコーチに就任し、その後2年間はHC”ジョン・フォックス”元でOCに就きました。

当然、QBコーチ&OCとして”ペイトン・マニング”と共に歩み、2013年シーズンのブロンコスのスーパーボウル出場に大きく貢献しています。

 

2015年はベアーズに移籍したHC”ジョン・フォックス”にくっついてベアーズのOCに就任。

2016年にドルフィンズの12代目HCに就任し、1勝4敗からスタートしたシーズンを最終的に10勝6敗で終わらせ、ドルフィンズを2008年シーズン以来のプレーオフ出場に導きました。

 

しかし、不運だったのがドルフィンズQB”ライアン・タネヒル”の負傷。

せっかく出場したプレーオフは先発QBを”マット・ムーア”で挑むことになり、当たり前のごとくスティーラーズに敗北しました。

ドルフィンズ スティーラーズ ワイルドカードプレーオフ
鉄の三銃士、そろい踏み いよいよ我らがAFC東から2008年シーズンぶりにプレーオフに進出したドルフィンズの出番がやってきた! しかし、QB”ライアン・タネヒル”の負傷が長引

 

その後はご存知のとおり、2017シーズンはタネヒルが開幕前にまた負傷して、急きょ引退した元ベアーズのQB”ジェイ・カトラー”を呼んで挑むも、結果ふるわず。

2018年シーズンもまたタネヒルが途中で負傷し、バックアップQB”ブロック・オズワイラー”でつなぐも、7勝でシーズンを終えてドルフィンズを解雇されました。

そして2019年現在、ジェッツのHCに就任いたしました。

 

こうみると、同じ解雇でもHC”トッド・ボウルズ”よりも全然、好成績です。

チ―ム低迷の責任とはいえ、1年目をプレーオフに導いたHCを3年で解雇するとは、ドルフィンズはもったいない事をした気がします。

来シーズン、ジェッツがプレーオフに行ったらマイアミには足を向けて寝れませんなぁ!!