またも「TDは なしよ!」

先日ご報告したとおり、われ等がニューヨーク・ジェッツのシーズンが終わりました。

ジェッツ セインツ ブライス・ペティ
2017シーズン、おさらばでございます 先週はブロンコスに完封負けしたうえにQB"ジョシュ・マッカウン"が左手骨折でシーズンアウト。今週の先発はQB"ブライス・ペティ"でプレーオ

異母兄弟(?)のジャイアンツも既に終了しており、盛り上がるロサンゼルスに比べてニューヨークは少々寒さが厳しいです。(実際にそうだけど)

それはさておき、今週のAFC東はトップシード争いとワイルドカード争いを大きく左右する重要な試合が行われました。

今週のAFC東はどない?

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ペイトリオッツ 27-24 スティーラーズ

この試合に関しては第4Qだけで濃厚すぎてオナカいっぱいになるでしょう。

スティーラーズに大量リードを許したパッツは残り3:42にFGを決めて、19-24 と5点差に詰め寄ります。

パッツはスティーラーズ返しのO#を3&OUTで止めるも、残り時間わずか2:06で、タイムアウトは残り2回。

ここからブレイディ様がパワー全開のフルスロットル!TE”ロブ・グロンコウスキー”へロングパス3連弾であっという間に敵陣8yd。トドメはRB”ディオン・ルイス”のランでTDを奪い2ポイントを決めて、27-24 とまさかの大逆転。

 

しかし、スティーラーズには昨シーズン、パッツにプレーオフでボコボコにされた恨みがある以上、このまま黙っているハズがない。

今シーズン最も熱いドラ2WR”ジュージュー・スミス=シュスター”がショートパスからフィールドを縦横無尽に駆け上がる69ydゲインで、スティーラーズ残り34秒で敵陣10ydに突入。

この時点でTDを決めれば逆転勝ち。FGでもオーバータイム(延長戦)になり、もうスティーラーズの負けは無い・・・ハズでした。

敵陣10ydからQB”ベン・ロスリスバーガー”が中央へ放ったパスをWR”ジェシー・ジェームス”がエンドゾーン手前でレシーブして そのままエンドゾーンへ飛び込み、スティーラーズ再逆転のTD!

かつてのスーパーボウルでの大逆転劇を彷彿とさせるドライブでスティーラーズ勝利!パッツざまぁ!!
ヘ(゜∀゜*)ノ

・・・しかし、レビューの映像が流れるうちに、何か不穏な空気が流れて、なんとTDが取り消し!!

これにはパッツファン以外は激おこ!!
ヽ(`Д´)ノ

 

まぁ、パスを投げる時間はまだあるから、またTDパス決めれば良いし、最悪失敗してもFGを蹴ってオーバータイムでいいでしょ。

と、思ってロスリスバーガーがエンドゾーンに投じたラストパスはD#に弾かれた上に、パッツS”デュロン・ハリソン”の手の中に納まって、インターセプト!

パッツファン以外は声にならない叫びを上げて試合終了。これもいつぞやのスーパーボウルの再来でパッツが大逆転勝ちを収めました。同時にパッツの地区優勝決定です。おめ。

 

「なぜスティーラーズのTDが無効になったか?」に関して、ツィッターが荒れるほど物議をかもし出しました。

私も最初はジェッツvsパッツ戦であったボールがTD時に「動いた」「動いてない」議論の延長かと思ったら今回のケースは別物です。

最初にTDがコールされたように一見はボールを確保してエンドゾーンに飛び込んだように見えますが、これはボールの確保を成されていないままエンドゾーンに飛び込んで、そして確保する前にボールを先に地面につけています。

ボールが空中でもエンドゾーンに入ればTDというのは、ボールを確保した状態ありきの話で、このケースはボールをしっかり確保してエンドゾーン内に着地しなくてはならなかったのです。

 

1回TDと判定されただけに判断が難しいケースですが、エンドゾーンに入ったらTDという事に心を奪われる前に、ボールの確保を何よりも最優先する意識づけをどのチームも再教育する必要があるでしょう。

ドルフィンズ 16-24 ビルズ

ワイルドカード争いを大きく左右する同地区対決。ビルズはQB”タイロッド・テイラー”の復帰で機動力を生かしたO#で、前半を6-21で折り返す。

第4Qにドルフィンズは16-24の1ポゼッション差に詰め寄り、ラスト39秒のドルフィンズのオンサイドキックをビルズのカバーミスでドルフィンズがボールを確保!!

奇跡的にラストチャンスを得たドルフィンズはQB”ジェイ・カトラー”に全てを託すも、カトラー1発目のロングパスはビルズD#へ真っすぐに飛んでいき、INT献上で試合終了。見事なカトラー劇場でビルズがプレーオフ進出に1歩前進しました。

 

先週は調子の良かったドルフィンズQB”ジェイ・カトラー”は肝心なところでINTされてチャンスをつぶし、スタッツはパス28/49回274yd獲得0TD、3INTと自滅。

先週、パッツに勝利したのは何だったのか?ファンを がっかり のどん底に突き落としました。

今週のAFC

Division Leaders

W

L

T

DIV

CONF

[xy] Patriots

11

3

0

3-1

8-2

[xy] Steelers

11

3

0

5-0

8-2

[x] Jaguars

10

4

0

4-1

9-2

Chiefs

8

6

0

4-1

6-4

 

Wild Card

W

L

T

DIV

CONF

Titans

8

6

0

4-1

7-4

Bills

8

6

0

2-2

6-4

——↑ここからプレーオフ出場—————–

In The Hunt

W

L

T

DIV

CONF

Ravens

8

6

0

3-2

6-4

Chargers

7

7

0

2-3

4-6

Raiders

6

8

0

2-3

5-6

Dolphins

6

8

0

2-3

5-5

——↓ここからシーズン終了—————–

Eliminated

W

L

T

DIV

CONF

Jets

5

9

0

2-3

5-5

Bengals

5

9

0

2-3

5-6

Broncos

5

9

0

2-3

3-7

Texans

4

10

0

1-4

3-7

Colts

3

11

0

1-4

2-8

Browns

0

14

0

0-5

0-11

 

ビルズが第6シードをGET!さらに第5シードのタイタンズが連敗で同率に並びました。

そしてパッツとジャガーズがプレーオフ進出が決定。

ジャガーズは久々ですね。私の記憶では以前にプレーオフに出たがQBデビット・ガラードとRBモーリス・ジョーンズ=ドリューの時で、プレーオフでスティーラーズを倒す大波乱をやってのけた覚えがあります。

 

そしてAFC東は相変わらず予定調和の世界でパッツが地区優勝し、AFC東9連覇という屈辱的な結果となりました。一応、おめ。

地区9連覇ってマンガの超強豪チームの設定ぐらいの偉業であり、それをリーグの戦力均衡を常に目指すNFLでされちゃうと、そろそろ地区をシャッフルした方がいいんじゃないかと思います。

[JETS狂的イメージ]

トムブレイディ アイシールド21 ナーガ

残念なお知らせとして、ジェッツ、ベンガルズ、テキサンズがシーズン終了です。ベンガルズはマービン・ルイス長期政権の終焉を臭わせております。

Week16

ジェッツ vs チャージャーズ

ジェッツは、先週チーフスに敗北しプレーオフ出場が遠のいたチャージャーズと対戦。

ロサンゼルス移転したてて、これほど勝てるとは思いませんでした。しかし、ここは足を引っ張って道ずれにしましょう。

ペイトリオッツ vs ビルズ

ビルズはNFLどころか全米4大スポーツで1番プレーオフから遠ざかっているチームですが、今シーズンは夢のプレーオフ出場目前!しかし、ここでパッツという最悪の障壁にぶち当たります。

最悪の対戦カードではありますが、Week14でドルフィンズがパッツを倒しているだけに希望は全然あります。むしろビルズは勝てばワイルドカード争いに大きなアドバンテージを得ることになるので、ビルズはリアルガチで負けられない戦いです。

ドルフィンズ vs チーフス

ビルズに敗北し一気にプレーオフ出場が遠のいたイルカさんの相手は、最悪なことにAFC西首位のチーフス。

チーフスは勝てば地区優勝なので死に物狂いで襲ってきます。プレーオフ争いを最後まで盛り上げるために、がんばれイルカさん。