直前、最後のまとめです
近年まれに見るゴールデンカードとなった第55回スーパーボウル。いろいろ凄すぎて興奮し、夜もまともに寝れません。
ここは事前に見どころを確認だ!
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放送日程
キックオフは
日本時間2021年2月8日(月) 午前8時30分
しかし、事前に国歌斉唱やセレモニー等があるので、TVでの番組開始時間は30分以上前になります。
- NHK BS1:8:00 ~
- 日テレG+(CS)[開放日のため無料]:7:45~
- DAZN(ネット)、NFL GAME PASS(ネット)はキックオフの8:30より放送開始。
※日テレジータス「NFLGO」(ネット)は、なんとスーパーボウルの放送は無いとの事。なんのためのネット配信サービスやねん・・・
場所(史上初のホーム開催)
- ジェームス・レイモンド・スタジアム(アメリカ・フロリダ州タンパベイ)
バッカニアーズがスーパーボウル出場となり、史上初のホーム開催が実現。長年にわたるジンクスがとうとう破られました。
このスタジアムの名物と言えば、スタンドに巨大な海賊船があります。
普段はバッカニアーズがタッチダウンするたびに号砲が鳴るのですが、スーパーボウルではホームと言えど公平を期すためにありません。残念。
史上初の女性審判
もう一つの史上初が、スーパーボウルで初めて女性審判”サラ・トーマス”(Sarah Thomas)が公式レフリーとして試合を裁きます。
自分の采配で歴史を動かしてしまう責任は重大。それでも彼女の功績を認めてスーパーボウルの審判に任命するNFLの進んだ考えに見習うと所は多いでしょう。
毅然としたジャッジに期待です。
そっくりHC対決:アンディ・リードvsブルース・アリアンズ
非常に見た目が似ている名将対決。アメリカ産の安西先生が二人もいるわけです。
チーフスHC”アンディー・リード”は、かつてイーグルスの黄金時代を築くも、スーパーボウル進出は叶わず、チーフスに移籍しその手腕で微妙だったチーフスをプレーオフの常連に仕立て上げるも、プレーオフでのタイムマネジメントのまずさで敗退し続けて、長年スーパーボウルに届きませんでした。
しかし、QB”パトリック・マホームズ”の才能を見出し、当時エースQBだった”アレックス・スミス”から思い切って交代するやいなやマホームズが大活躍し、とうとう2020年にチーフスは50年ぶりとなるスーパーボウル制覇。アンディ・リードの長きに渡るHC生活がようやく報われたのでした。
一方、バッカニアーズのHCは、かつて弱小アリゾナ・カーディナルスを3年連続で勝ち越して一時期強豪に仕立て上げた”ブルース・アリアンズ”。
元はスティーラーズのOCで”ベン・ロスリスバーガー”を指導し2009年のスーパーボウルに勝利し、コルツのOC時代は”ペイトン・マニング”や”アンドリュー・ラック”らを指導。
カーディナルスのHCに就任すると、「終わった」と思われていたQB”カーソン・パーマー”を再起させてプレーオフに導くいた、QBを成長させる手腕があります。
2019年にバッカニアーズのHCに就任するとQB”ジェイミー・ウィストン”が変に開花して、シーズン33TD、30INTというバカ成績を残して解雇。
2020年にはペイトリオッツでスーパーボウルを6度も制覇したQB”トム・ブレイディ”が移籍し、バッカニアーズは一気に強豪となりプレーオフに出場。
そして、夢の舞台スーパーボウルにたどりついたワケです。
ちなみにDCはカーディナルス時代を共にした、元ジェッツのHC”トッド・ボウルズ”です。
新旧最強QB対決:トム・ブレイディvsパトリック・マホームズ
一番の注目はスーパーボウルを6回制覇した帝王”トム・ブレイディ”と、昨シーズンにスーパーボウルを制覇した若き才能”パトリック・マホームズ”の対決でしょう。
ブレイディに関して語る事は無粋なので、以下の記事を参考にしてください。
マホームズは、2017年にドラフト全体10位でチーフスが指名。
彼を取るためにチーフスはこの年のドラフト1巡、3巡、2018年ドラフト1巡をビルズとトレードするほど、彼に可能性を見出していました。
(ちなみに、この時のドラフト全体2位はミッチェル・トラビスキーw)
2017年のルーキーイヤーのマホームズはQB”アレックス・スミス”のバックアップだったものの、1年の育成期間が功を奏して2018年は先発へ昇格し、チームをAFCチャンピオンシップに導く活躍をします。
しかし、ペイトリオッツに敗れて、この年は惜しくもスーパーボウルに届かず。
そう、今回のスーパーボウルはブレイディに敗れたAFCチャンピオンシップのリベンジマッチでもあるのです。
そして2019年シーズンは、スーパーボウルに進出し、チーフスを50年ぶりのスーパーボウル制覇に導きました。
2020年にはNFLのみならず北米プロスポーツ史上最高となる12年503M(当時のレートで540億円)で契約延長。
これまでの歴史からして、バカ契約したQBは一気に低迷するハズがマホームズは別格。期待に応えて、この度は2年連続でスーパーボウル出場を果たしたのです。
( ゚∀゚)o彡゜
ブレイディとマホームズを比較すると、まず年齢差も手伝った身体能力の差があります。
強肩と光速で走れる健脚を併せ持つマホームズに対して、ブレイディはNFLを代表するくらい鈍足QB。
キャリア19年目にようやくラン1000ydを達成しました。
さらに同年にはルーキー時代より微妙に足が速くなったことを自慢しています。
逆にマホームズを上回るブレイディの武器は、もちろん経験と百戦錬磨のリーダーシップ。
特に相手のターンオーバーに付け込んでモメンタムを掴むのが絶妙に得意で、相手の綻びを見るや否やノーハドル連発や、裏をかいた戦略でディフェンスを翻弄してTDを奪います。
一気にフィールドの空気を変えて試合をコントロールする術に注目です。
神レシーバー対決!タイリーク・ヒルvsマイク・エバンス
注目はQBだけではありません。そのホットラインを形成するレシーバーも神レベルです。
チーフスWR”タイリーク・ヒル”は100mを10秒台で走る光速の足の持ち主。
かつ、自在にストップ&ゴーをかける事も可能で、その姿はまるでアニマルプラネットのチーターの狩り。
Tyreek’s release 😳 His speed is just 🤯 @cheetah @Chiefs
📺 #BUFvsKC on CBS pic.twitter.com/Z4LG0K4lSr
— The Checkdown (@thecheckdown) January 25, 2021
マホームズとヒルの強力なホットラインが、チーフスの爆発的オフェンスの中心になります。
一方、バッカニアーズのブレイディとホットラインを組むWR”マイク・エバンス”は、7年連続でシーズン1000yd獲得を超える安定力が武器のエースレシーバー。
しかし今シーズンは負傷もありこれまでに比べて元気がないように見えますが、レギュラーシーズンに指を負傷していた逆サイドのWR”クリス・ゴッドウィン”がプレーオフでは活躍し、パスオフェンスを支えています。
新世紀TE対決!トラビス・ケルシーvsロブ・グロンコウスキー
TEの顔合わせも面白い。
「デカい、早い、上手い」の3拍子がそろった新世紀TE、まさにNFLの進撃の巨人”ロブ・グロンコウスキー”がスーパーボウルに帰ってきた!
ペイトリオッツ時代に肉体的にも精神的にも満身創痍となり、一度は引退して全米一のプロレス団体WWEに入ったものの、ブレイディがバッカニアーズに移籍するや否や、ブレイディを追うようにバッカニアーズに復帰しました。
しかし、ブランクによる体力の低下が心配で、かつてスーパーボウルで見せたグロンコウスキーへのパスのみでTDを奪う必殺技「グロンコウスキー祭り」(命名:近藤祐司)をやるには無理がありそうですが、それでもプレーオフでは巨体とスピードで相手ディフェンスをものともしないプレーを見せました。
対するは、かつて「赤いグロンコウスキー」と呼ばれ、グロンコウスキーの量産型みたいな扱いを受けたTE”トラビス・ケルシー”。
そんな呼び名は昔の話で、既にオリジナルを超えるパフォーマンスを見せて、チーフスの窮地を何度も救ってきました。
オリジナルのグロンコウスキーも赤くなってしまって、どっちが真の「赤いグロンコウスキー」なのかスーパーボウルで決着をつける時がきたのです!(なんのこっちゃ)
元スティーラーズの問題児対決:レべオン・ベルvsアントニオ・ブラウン
この試合の凄いところが、NFLトップクラスの実力を持ちながらもNFLトップクラスの問題児の2人がスーパーボウルで出会うという奇跡です。
チーフスのRB”レべオン・ベル”はスティーラーズ時代は衝撃的なチェンジ・オブ・ペースで世に衝撃を与えるものの、スティーラーズとの契約をゴネて2018年シーズンをスキップ。
2019年にジェッツに移籍するも、開幕前の練習には全く来ない上にかつての輝きが微塵もないほど退化し、その挙句に2020年シーズン途中にジェッツをリリースされました。
一方、WR”アントニオ・ブラウン”も超人的なパフォーマンスでスティーラーズのパスオフェンスを支えるもいろいろやらかして、当ブログの「がっかり・オブ・ザ・イヤー2019-2020」の1位に輝くほどの問題児になりました。
そんな二人がなんの因果かチームを変えてスーパーボウルで激突。スティーラーズファンからしたら、どっちにもスーパーボウルリングを渡したくないでしょう。
しかし、当ブログでは非常に失望させられた上に大金を持っていかれた”レべオン・ベル”にリングを渡すのは断固反対のため、バッカニアーズを全力で応援します。
心、ちっさ!
他にも見どころはいっぱいありますが、書ききれませんなぁ!
バッカニアーズがチーフスを倒す方法
下馬評ではチーフスが優勢となっております。チーフスのえげつないオフェンスをバッカニアーズが完全に止めるのは無理だからです。
そこで注目したいのは、バッカニアーズの強力なパスラッシュ。NFCチャンピオンシップでパッカーズのQB”アーロン・ロジャース”から5サックを記録するところに、普通ではない破壊力が見えました。
そのメンバーは「花火で契約延長失敗野郎」のJPPことDE”ジェイソン・ピエール・ポール”。倒れてる選手に対してストンピングした上に頭をグリグリする悪行で全米を震えさせたDT”エンカダム・スー”など全員が強力。
そう、かつてジャイアンツがスーパーボウルを制覇した時は常に4メンラッシュでOLを圧倒する強力なDLが象徴的でした。
近年ではイーグルスが強力なDLでスーパーボウルを制覇しており(相手はみんなペイトリオッツだな。。)、それが今回のバッカニアーズに当てはまるとすると、バッカニアーズにも勝機はあります。
かつ、チーフスは点を取られてから燃えて逆転勝利をする傾向が強いです。去年のプレーオフのテキサンズ戦、今年のビルズ戦がまさにそのパターンです。
逆に、今年のプレーオフで予想外に追い詰められたブラウンズ戦はチーフスが第1Qでリードしており、消化試合以外で唯一負けているWeek05のレイダース戦も、チーフスが1Qでリードするも、ディフェンスが足を引っ張りズルズルと大量失点して反撃の糸口が掴みにづらくなり敗北しました。
つまり、第1Qにチーフスにリードしてもらうことが、実はチーフス攻略への道なのです。
そして、レイダース戦でのタイムポゼッションがレイダース35分チーフス25分ということで、いかにマホームズをフィールドに出さないかというところが重要になります。
ブレイディはまずスナップを後逸して、チーフスに先制してもらいましょう。
(・・いや、それは負けフラグの気がするぞ)
加えてブレイディはちんたらオフェンスして、時間を使いまくりましょう。
マホームズが暇すぎて、サイドラインにデリヘルを呼んでしまうぐらいが理想的です。
最後はおふざけしましたが、私のハイテクを駆使したコンピューター予想ではバッカニアーズが勝利と出ました。
ダラダラと長い記事になりましたが、要するにコロナ禍に負けなかった1年に一度の最大の祭りを楽しみたいのです。
全米が盛り上がりまくってるのに、日本でもこれに乗らない手はありません。
TBのパスラッシュはみなJPPとスーと言って、S・バレットには触れない…
昨シーズンのサック王で、CCでもサックしまくってたのに。
そろそろ名前を覚えて欲しい。
通りがかりのDENヲタさん>
パスラッシャーはホワイトやバレットなど全員強力なんですけどね、ノリでパッパと書いてるので、そこはご容赦を。
ベル、ボウルズ、ブレイディと、お馴染みの名前がありますが、実害的には、ベルが確かに抜けてますね。
AFC応援することが、多かったですが、今年はTB応援することにします。
いよいよ、あと4時間ほどとなりました。
私はもちろん、バッカニアーズを応援しますが、このブログでなにかとブレイディを扱ってくれたジェッツ狂さんも応援してくれるというのは、とても嬉しいです。
ジェッツ狂さんが紹介してくれた選手の他にも、バッカニアーズにはWRゴドウィンやTEブレイトなどレシーバーが多彩ですし、かなり良い試合をしてくれるのではと思ってます。対マホームズには、2011年ではブレイディの前に立ちはだかったJPPの大爆発を期待しています。あの時にはそれこそ”怨敵”でしたが、今ではチームメイト。「オレの仲間になれ」的な展開に胸が熱くなってます!
あと、個人的にはDLのウィリアム・ゴルストンが勝利のカギを握るのではと思ってます。ジェッツ狂さん的には禁句かもしれませんが!(バーノンとは親戚と、何かの放送で聞いた覚えがあります…)。
勝つのはタンパですよ。
おそらくブレイディ有利のフラッグだらけになるでしょう。
不正ですね。