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2019年5月19日

【NFLスーパースター列伝】#01 トム・ブレイディ(Tom Brady)

スーパーボウル 51 トム ブレイディ
生ける伝説の光と影

急きょ始まった新コーナー「NFLスーパースター列伝」。NFL史に輝く偉人を紹介するコーナーです。

第1回はニューヨーク・ジェッツの怨敵「ニューイングランド・ペイトリオッツ」の司令塔であるQBながら、その実力と実績は認めざる得ない選手”トム・ブレイディ”です。

普通ならばウィキペディアを見れば済む話ですが、当サイトらしく「闇の部分」も交えて紹介します。

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トム・ブレイディとは?

ペイトリオッツ、トム・ブレイディ

詳しい事はウィキペディアを見てもらうとして、ここでは簡単に解説。

“トム・ブレイディ”の本名は「トーマス・エドワード・パトリック・ブレイディ・ジュニア(Thomas Edward Patrick Brady Jr)」とかなり長いです。

生年月日は1977年8月3日。

 

ブレイディは、2000年のNFLドラフトにて、ほぼ底辺の6巡目(全体199位)でニューイングランド・ペイトリオッツに獲得されます。

当時のアナリスト達のブレイディへの評価は「肩が弱い」「足が遅い」「タイトなスパイラルのボールが投げられない」「プレッシャーに弱い」「ラッシュをかわせない」といったもので、ブレイディに興味があったのはペイトリオッツのQBコーチ”ディック・レイバン”だけでした。

ブレイディ自身が6巡で獲得された事に「これで保険のセールスマンをやらずにすんだ」と言ったぐらいプロになれるかどうか分からない選手だったのだよ。

ドラフトの翌年2001年のキャンプで、ペイトリオッツHC”ビル・ベリチック”はブレイディを高く評価し、ブレイディは絶対的な先発QB”ドリュー・ブレッドソー”のバックアップに昇格。

 

そして、2001年シーズンWeek02のジェッツ戦で、QB”ドリュー・ブレッドソー”が”モー・ルイス”のタックルにより重傷を負い、ブレイディに早くも出番が回ってきます。

この試合には負けたものの、次戦のWeek03からブレイディが先発QBとなるやいなやペイトリオッツの快進撃が始まり、2001年シーズンの第36回スーパーボウルにて、最強のオフェンス力を誇るセントルイス・ラムズを倒す番狂わせを起こし、ペイトリオッツを初のスーパーボウル制覇に導きました。

トム・ブレイディ

 

その後、スーパーボウルに計9回出場し6回制覇(2019年現在)という偉業を達成し、伝説のQB”ジョー・モンタナ”を超えるNFL史上最高の選手になったのです。

ブレイディの称号「G.O.A.T」とは?

トム・ブレイディ インスタグラム instagram tom brady

彼は時おりメディアや選手から「G.O.A.T」と称されますが、その意味は「Greatest of all time=全ての時代の中の最高」であり、つまりブレイディが「唯一無二の史上最高の選手」であることを表しています。

ヤギ(Goat)と勘違いされたり、ヤギをひねったジョークに使われる事もしばしばあるのだよ。

ブレイディに負けた者たち、ザ・ブレイディ6(The Brady6)

トム・ブレイディ

ブレイディが獲得された2000年のドラフトでは、ブレイディより先に6人のQBが他のチームに獲得されました。

ブレイディより上位なのにブレイディに敗れ去った6人を「ザ・ブレイディ6」と呼ぶドキュメンタリーがESPNにより制作されました。

ちなみに、この「ブレイディ6」の中でドラフト1巡で獲得されたのは、ジェッツの英雄”チャド・ペニントン”。
2人は同地区のライバルとして長年に渡り激闘を繰り広げたのだよ。

嫁はスーパーモデル、ジゼル・ブンチェン(Gisele Bündchen)

ブレイディ ジゼル・ブンチェン 脳震とう

ブレイディの奥さんは、世界トップクラスのスーパーモデル”ジゼル・ブンチェン”

米「フォーブス」誌が発表している「世界で最も稼いだモデル」のランキング1位を、2002年から2016年までの間獲得し続けた、まさにトップ中のトップです。

かつては”レオナルド・ディカプリオ”とも交際していたが、2009年の2月にブレイディの極秘挙式を上げて2009年12月に長男を出産。

 

ブレイディはアメフト界のトップアスリートですが、ブンチェンは全世界レベルのモデル業界のトップであり、その稼ぎはブレイディより上回る、まさにスーパーセレブ婚でした。

 

夫婦仲は良好であり、ブンチェンがブレイディを心配するあまり、ブレイディがプレー禁止となる「脳震とう」の症状を隠している事をポロリしてしまった事が話題になりました。

(※ブレイディの「脳震とう隠蔽疑惑」は結局、闇に葬られた)

ブレイディ ジゼル・ブンチェン 脳震とう
空前絶後の~大暴露~ 遅れたニュースになりましたが、これは取り上げねばなりません。 “トム・ブレイディ”の妻であり、スーパーモデルである”ジゼル・ブンチェン”がインタビューにて
日本のヤフーニュースのトップにブレイディの記事が出た時、見出しが「ジゼル・ブンチェンの夫」だった時は、ちょっとショックだったよ。

ジョークやSNSにも理解がある

「トップアスリートはマジメでITには疎い」というのは昔の話。ブレイディはSNSも活用し、ファンサービスも大事にしています。

特にインスタグラムでは、自身のトレーニングのみならず家族の写真や、旅行、ジョークなどもUPし積極的に活用しています。

詳しくは以下の記事を見てください。

トム・ブレイディ インスタグラム instagram tom brady
これが正しい「インスタ映え」だ! 突然ですが、ストックしたまま出すの忘れていたネタがありましたので記事にします。 出さなくてもいいんですけど、忙しい時の穴埋め用です。

 

さらにエゲつない下ネタ映画「テッド2」では、ブレイディ本人役で出演。

ブレイディの優れた遺伝子をゲットするため、ブレイディの精子欲しさに寝込みを襲うテッド達を撃退するという、1エピソードをまるごと使うぐらい出演しています。

テッド2
脚本家、頭がおかしい またも映画の窓の時間です。今回は劇場公開時からトム・ブレイディが出演していることで話題になった『テッド2』ですが・・・前作と同様に女性と子供はこの映画を見て
しかし、4月1日にツィッターを始めると同時に「引退する」と書き込んで、エイプリルフールに急に乗っかってくる、意味不明なところもあるのだよ。

イベントで来日した事もある

トム・ブレイディ来日 有明コロシアム

アンダーアーマーのイベントで来日した時には平日かつ、告知も少ないにも関わらず多くのファンが会場につめかけました。

その詳細は以下の記事に掲載しています。

トム・ブレイディ来日 有明コロシアム
2017シーズンは呪われるから、ラストチャンスかも たった今、JETSの守護神"デビット・ハリス"が怨敵パッツと契約したというニュースが報じられておりますが、それはさておき・・・

何が凄いの?トム・ブレイディ?

トム・ブレイディ 来日 アジアツアー2017

史上最強のQBトム・ブレイディ。フィールド上では一体、何が凄いのかざっくりと説明しましょう。

全てのパスが高精度

史上最強のQBなのでパスの精度が高いのは当然。

ロングパスはレシーバーの走り込む先にピンポイントで落とし、ショートパスもレシーバーがスピードの乗った状態の先に投げ込むので、ラン・アフター・キャッチが出やすいのです。かつ、「ブレイディのパスは取りやすい」という話もあり、スパイラル具合も申し分ないのでしょう。

加えて純粋なポケットパサーですが、走りながら投げても精度が高いのも必見。

基本的にシーズンが進むにつれてレシーバーとの連携が取れてきて精度があがり、シンクロ率が100%になると手の付けらない状態になります。

 

悪天候でもその日のコンディションに合わせてパスを変えれるのも強みでしょう。

猛吹雪の試合でも平然とロングパスを通すブレイディに、アナリストは「ブレイディだけ別の惑星でプレーしてる」とコメントし、他の選手とのレベルの違いを例えたのだよ。

相手のディフェンスを読む

一流のQBは、入念なフィルムスタディから相手ディフェンスの配置や動きを見て、どのような布陣を敷いているのかを読むのは当然。

ブレイディはさらに、相手ディフェンスのちょっとした綻びから勝負どころを読んでノーハドルを連発してテンポアップし、ディフェンスを混乱させ一気にTDドライブを決めます。

まぁ、この辺は素人の私でもをブレイディが仕掛ける空気を察知できますw。

 

また、タイムコントロールにも秀でており、第4Q開始時にリードしている試合は勝率が高く、時間を調整しながらジワジワとトドメを刺す事も得意としています。

絶対に諦めない優れたリーダーシップ

勝利のためにはこれが一番重要。ブレイディのアメリカンフットボールに対するストイックな姿勢は有名です。

練習や対戦相手の研究のみならず私生活も気を使い、食事に関してはレシピ本が出るぐらいこってます。

また、睡眠時間も大事にしており、アンダーアーマーからブレイディのパジャマが発売されましたw。

テッド2のスピンオフ? こんにち綿あめ。放談の時間です。 今まで「放談の時間」のコーナーはタイトルに日付を入れていたのですが、無意味にタイトルが長くなるだけなので、今回から「放

 

その勝利への渇望するストイックな姿勢はチームに伝染し、それがオフェンスのみならずディフェンスにも伝わる事で、数々の逆転劇を生み出しました。

特にスーパーボウル51では、第3Q途中で3-28の25点ビハインドからの大逆転勝利を起こしました。

普通ならば諦める状況ですが、ペイトリオッツの全員が「ブレイディなら何とかしてくれる」と信じたからの奇跡の逆転勝利だったのでしょう。

スーパーボウル51 マット・ライアン トム・ブレイディ
OVER 今シーズンも波乱ずくめだったドラマもいよいよファイナル。 その対戦カードは、QB”トム・ブレイディ”の開幕4試合出場停止や、TE”ロブ・グロンコウスキー”の離脱など試

 

加えて、自ら身を犠牲にして突っ込むスニークもブレイディの代名詞。勝利への執念が伝わるプレーです。

弱点>足が遅い

万能に見えて唯一の弱点があります。ずばり足が遅いのです。

トム・ブレイディ 来日 アジアツアー2017
鈍足と言われ続け19年 今シーズンで41歳、NFLキャリア19年となるペイトリオッツQB”トム・ブレイディ”。まだまだ現役を続ける意欲はあり、今シーズンは新たな目標を見つけたよう

しかし、足が遅いからこそパサーとして大成したのかもしれません。

イチローに無視されたトム・ブレイディ

イチロー(シアトル・マリナーズ)はトムブレイディを知らない
本当に野球一筋なんだなぁ・・ 日本に来日してもメディアに取り上げられずとも、全米では絶大すぎる知名度を誇るNFL史上最強のQB”トム・ブレイディ”。 しかし!2000年(ブレイ

全てが称賛できるわけでない。ブレイディの闇。

このブログはペイトリオッツの宿敵であるニューヨーク・ジェッツのファンブログなので、ブレイディを褒めてばかりもいられません。

ブレイディの栄光の裏に、数々の不正疑惑があるのです。

スパイゲート事件

トム・ブレイディが初めて制した第36回スーパーボウルでは、ペイトリオッツのスパイが禁止とされているラムズの練習を盗撮していた疑いが発覚。

その後、レギュラーシーズンのジェッツ戦ではジェッツディフェンスのサインを盗撮していたスパイが捕まり、NFLが調査に乗り出すもスーパーボウルでの盗撮は明らかにできず、ペイトリオッツのドラフト1巡はく奪と罰金のみで事件の全貌は闇に葬られました。

 

しかし、事件が風化したと思いきやペイトリオッツと対戦したチームから「ディフェンスの対応力が普通じゃない」というコメントもあり、未だに何か不正を行っている疑惑はあります。

こんばんワールド・ワイド・キッズ。放談の時間です。パッツはブロンコス戦で後半から24点差をひっくり返し、テキサンズ戦でも後半からの猛反撃で勝利しました。今のパッツは前半がダメでも後

デフレートゲート事件

2014年のAFCチャンピオンシップにて、ペイトリオッツの対戦相手のコルツの選手がインターセプトをしたさいにボールの空気圧が低いことに気づいて報告したことで、ペイトリオッツが用意した試合球は空気圧が規定より低いことが発覚しました。

(※NFLでは試合球を各チームが12個ずつ用意する)

リーグによる調査結果は、ペイトリオッツの用具係が審判団のボールのチェック後にボールの空気を抜いていたとの事で、これはHC”ビル・ベリチック”およびペイトリオッツのチームとしての指示では無いとしました。

 

ブレイディは事件発覚後に空気を抜いていた用具係とやりとりしたと思われる携帯を全て処分。明らかな隠蔽工作なのですが、これは後に裁判で逆に「証拠がない」という判決となります。

最終的にブレイディには4試合出場停止処分が下りますが結局、誰の指示だったかに関してはうやむやになり、事件の幕はおりました。

 

つまり、ブレイディの快進撃は不正の元に成り立っていた疑いを、未だに払拭できていないわけです。

闇が深すぎて、コナン君でも解決はムリかもしれないな・・・

総評

なにわともあれ今後、NFL史にこれ以上の逸材は出てこないかもしれない圧倒的な実績を誇るトム・ブレイディ。

彼が一体、何歳までフットボールを続けるのは定かではありませんが、リアルタイムでブレイディのプレーを見ていることは、かなり貴重な時間を過ごしている事に間違いはありません。

あまり長く現役を続けられると、AFC東のパワーバランスが偏りっぱなしで困るのだがね。

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  1. きんたろー より:

    改めて見ると話題に事欠かない選手ですよねぇ。妻ジゼルについては、第46回スーパーボール後の「自分の投げたボールを自分で取るなんて、そんなこと同時にできるわけないでしょ」という発言が印象深いです。後に、マリオタがその奇跡を成し遂げたとき、真っ先にその発言を思い出しましたよ。(が、次の試合で当のブレイディに粉砕されるという…。)

    1. JETS狂 より:

      きんたろーさん>
      ブレイディのみならず、NFLのスターは実に個性豊かですね。
      次はサンチェスにでもしますかw。彼は1分間に21点取られるという出来るわけない奇跡を起こしました。

  2. 通りすがりのMAJIK MIRROR より:

    ご無沙汰しております。
    そう言えばモー・ライスと一緒に写真を撮ってもらったことがありますわ。
    1999年、キーション・ジョンソンらと来日した時の話です。
    それはさておき、
    「リアルタイムでブレイディのプレーを見ていることは、かなり貴重な時間を過ごしている事に間違いはありません。」
    と言うことには、大いに賛同します。

    1. JETS狂 より:

      通りすがりのMAJIK MIRRORさん>
      いつかはブレイディも引退する時が来て、その時になってからリアルタイムでプレーを見ていたことを懐かしく思うのでしょうね。
      WWEでいうと、ストーンコールドやザ・ロックのレスリングをリアルタイムで見れていた以上に貴重な時間です。

  3. ヨコー より:

    僕はマイアミでトムブレイディの試合を生で観たのは一生の宝です。

    1. JETS狂 より:

      ヨコーさん>
      生ブレイディの試合はうらやましいですね。私も衣一生に一度は現地で見てみたいです。
      (なぜかWWEは現地で見てるのに)

  4. 匿名 より:

    いつマッデンがカラテの話をはじめるのかドキドキしながら読みました。

    1. JETS狂 より:

      匿名さん>
      元ネタの猪木も本当に本人が語っていたのか怪しいものですが、こちらのマッデンは完全に嘘です。

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