グロンコウスキーは2度死ぬ
なんと、ペイトリオッツとバッカニアーズでスーパーボウルを制覇したTE”ロブ・グロンコウスキー”が引退を発表しました!!
(※2回目)
グロンコウスキーも先月引退したライアン・フィッツパトリックに負けずとも劣らないクセの強い選手であり、かつ、私が唯一生で見たNFL選手ということで、NFLスーパースター列伝入りとなりました。おめでとう!
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ロブ・グロンコウスキーとは?
詳しい経歴はまたもWikipeiaを見てもらうとして、ここでは他のニュースサイトでは書かないグロンコウスキーの光と闇をお届けします。
本名はロバート・パクストン・グロンコウスキー(Robert James “Rob” Gronkowski)と、相変わらず本名はみんな長いです。
ペイトリオッツ編
ドラフト2010年にペイトリオッツが2巡目(全体42位) にPICK。
このドラフトの4巡目でTE”アーロン・ヘルナンデス”を獲得しており、当時はパッツO#の双璧をなす巨人TEコンビとして恐れられましたが、ヘルナンデスは実は殺人鬼で獄中で自殺したという、ショッキングな事件はまた別のお話。
話を戻して、とにかく巨大なくせにスピードがあり、さらにレシーブが上手くTEの常識を覆したといっても過言でない選手です。
パスプロに見せかけて、いきなりレシーバーのルートに飛び出されるとスピードがあるため対応が難しく、空中戦の競り合いにおいて長身とフィジカルにものを言わせれば普通のDBでは太刀打ちできません。
ペイトリオッツと同地区のジェッツのファンとしては、憎い事この上ない存在でした。
ちなみに、この吹き出しに関しては、元ネタが分かる人にだけ楽しんでもらえればいいのだよ。
負傷に悩まされながらも2014年シーズンのスーパーボウル49制覇に貢献しました。
2016年にはTEとして初めてMADDEN NFLのカバープレイヤーに選ばれます。
そしてベタに呪われて、背中の負傷によりシーズンエンド。
しかしながら、このシーズンにペイトリオッツはファルコンズを倒してスーパーボウル51を制覇しています。
ペイトリオッツは、グロンコウスキー抜きでスーパーボウルを制覇しただけに、次の2017シーズンにグロンコウスキーは燃えます。
加えてWR”ジュリア・エデルマン”がACL断裂でシーズンエンドしたので その穴を埋めるために頑張りすぎたのか、ビルズ戦で倒れてる相手の後頭部に肘打ちする凶悪すぎるダーティープレーを見せました。
このシーズンもペイトリオッツはスーパーボウルに進出しましたが、対戦相手のイーグルスがペイトリオッツを破る波乱を見せました。
負けはしたものの、この試合の第3Q最初にペイトリオッツが見せた作戦が、グロンコウスキーにのみパスを投げてTDを取るというセオリーを無視した力技でした。
実況の近藤祐司さんも「グロンコウスキー祭りだぁ!」と叫び、グロンコウスキーの存在感が光った試合でもありました。
しかし!この試合中にグロンコウスキーの家に泥棒が侵入w。
犯人は逮捕されるも、スーパーボウルに負けた上に泥棒に入られ踏んだり蹴ったりのグロンコウスキーに多くのファンは「ダーティープレーの報いだ」とニンマリして、心がちょっとは晴れました。
2018年シーズン、ペイトリオッツはまたもスーパーボウル53へ進出(ファンは飽き飽き)し、ロースコアすぎるつまんねー試合でラムズを撃破!。
グロンコウスキーは3つ目のスーパーボウルリングを手に入れます。
1度目の引退からWWE入団編
既に満身創痍の体に鞭を打って戦ってきたグロンコウスキーの体は限界に達しており、ドクターストップがかかり2019年のオフに1度目の引退を表明したのでした。
しかし、この業界一のリア充が引退後もおとなしくしているハズもなく、回復すると世界最大のプロレス団体であるWWEと契約。
なぜグロンコウスキーがWWEと契約できたのかというと、グロンコウスキーは過去にレッスルマニア33の前座の試合で乱入者としてリングに上がり、ショルダータックルを披露した事がありました。ここでWWEとの関係性ができたのです。
私、この時のレッスルマニアは現地観戦に行っており、偶然にもグロンコウスキーを生で見ることができました。
私の本場のプロレス観戦旅行に関しては、また別のお話。
そして、2020年4月にプロレス業界のスーパーボウル「レッスルマニア36」に登場し、「24/7 王座」という、プレイべートだろうが24時間常に王座を狙われるタイトルを獲得しました。
バッカニアーズ入団編
しかし、この王座を持ったままグロンコウスキーは迷惑なことに、バッカニアーズに移籍したブレイディに呼ばれる形でバッカニアーズと2年契約しました。
↓
Time to run it back @RobGronkowski! pic.twitter.com/d4wmZLUV9n
— Tom Brady (@TomBrady) April 22, 2020
グロンコウスキーは当然、王座を手放さないといけないので負けてベルトを返上
ブレイディと合流して、そのままスーパーボウル55を制覇!
出来すぎだろ!スーパーボウルはそんなに簡単じゃねぇ!
ヽ(`Д´)ノ
しかし2年目の2021年シーズンは、プレーオフにてラムズに敗れました。
2度目の引退編
バッカニアーズがラムズに敗れた後にトム・ブレイディが引退宣言から40日で復帰する事件があり、グロンコウスキーも再契約する噂があったものの、現地2022年6月21日にインスタグラムにて2度目の引退を発表しました。
— Rob Gronkowski (@RobGronkowski) June 21, 2022
訳しづらい捻った書き方をしてるところがあるので、訳はNFL JAPANより拝借。
「自分の将来について書かなきゃいけないときには、それがなんであれいつも、俺はプロフェッショナルのフットボール選手を選んでいた。
だけど、その課題では場所も書かなきゃならなかった。だから、俺はタンパで、タンパベイ・バッカニアーズのためにプレーしたいと書いた。
理由はいろいろで、天気の良さがナンバー1だった。そのレポートのことは、2年前にタンパベイ・バッカニアーズ加入するまで、完全に忘れていたんだ。
そして、タンパでの旅は、俺が最初に大学で書いていたことを吹き飛ばした。最高に楽しかった」
「そして、だからこそ、この信じられないほどの旅や、俺がカムバックしてチャンピオンシップチームを築く役に立つと信じてくれたことに対して、最高クラスのバッカニアーズの組織全体に感謝したい。
俺はまた引退に戻り、良い時も悪い時も、フィールドに出る度に常に自分の全力を尽くしたと自負して、堂々と前を向いてフットボールを去る。俺が築いてきた友情やつながりはずっと続くし、一人ひとりのチームメイトやコーチたちの全員に、彼らもまた、持てるものすべてを尽くしてきてくれたことに感謝している。
引退して、フットボールに戻り、もう一度チャンピオンになれたこと、そしてまた、ゆっくりとした暮らしに戻ることに、皆に感謝を。
バッカニアーズのファン――クルーの皆――、君たちがいなければ、そのどれもできなかった。皆がすべての試合にもたらしてくれたものがある。
皆がしてくれたことに、ありがとう。次のことに乾杯。もしかしたら船で海を駆けているかもね。Arghhhhhh!」
NFL記録のみならずギネス記録も持つロブ・グロンコウスキー
長年に渡りリーグ最強のTEとして君臨してきただけに、かなりの記録の持ち主です。
【個人の受賞歴】
スーパーボウル制覇 4回
オールプロ 4回、プロボウル5回
カムバック賞(2014年)
NFL100周年記念オールタイム チーム選出
2010年 オールディケイド チーム選出
その他NFLでの記録はTE部門で総なめして多すぎるためWikipeiaを参照してください。
(手抜きじゃないよ。NFLの記録が細かすぎるのよ)
NFL内の記録のみならず、先ほど紹介したとおりNFL選手で唯一 WWEの王座の1つに就任した事は歴史的な快挙です。
さらに、驚くべきことにギネス記録も持っています。
その内容は2021年にもっとも高所から落下したボールをレシーブするというものです。
こうしてNFL史どころかWWEやギネス史など幅広く名を残す選手となりました。
NFL一のパリピ
グロンコウスキーを語る上で避けて通れないのが、フィールド外でのリア充&パリピっぷりです。
これまで数多くのパーティーを主催してきた「パーティーモンスター」であり、直近ではドラフト2022年の会場であるラスベガスで「Gronk Beach Las Vegas」を開催し、4400人ものパリピを集めました。
当然、スーパーボウル勝利パレードも大好きで、そこでもハデっぷりを見せており、常に注目の的で無いと落ち着かない選手でした。
船上でトロフィーを投げたブレイディといい、こやつらはスーパーボウルを制覇しすぎて栄誉あるトロフィーに対する感覚がマヒしていると思われるのだ。
総評
ジェッツファンからしたら、ペイトリオッツとは他のチームより多く対戦していますので、グロンコウスキーの脅威に常にさらされてきた自負はあります。
1回だけ新人のSにグロンコウスキーだけを徹底的にカバーする作戦でPICK6を奪いペイトリオッツに勝利した事もありましたが、基本的にパワーとフィジカルとスピードを合わせ持つグロンコウスキーには手も足も出ませんでした。
親の仇より憎いのですが、このブログに数多くの話題を提供してきた事はたしか。特にWWEネタを提供してくれたことには感謝しています。
2度目の引退とはいえ、ブレイディが40日で引退を撤回しましたので、グロンコウスキーも引退を撤回する可能性がありますが、ひとまず2度目のお別れです。
リア充の権化みたいな男なので、また派手なニュースをを提供してくれることにも期待しています。